日本では737MAXの導入はありません。

シリーズ初期型の初飛行は1967年4月9日

アメリカ航空機メーカーボーイングが現地時間2021年4月9日(金)、同社の旅客機737MAX」の一部に潜在的な電気系統の不具合が発見されたことから、対象の機体を保有すると見られる16の航空会社に対し、運航の一時的止を推奨する通達を出しています。

ボーイング737MAXは、2016(平成28)年に初飛行した「737シリーズ」の最新モデルです。「737シリーズ」はボーイング社屈指のロングセラー旅客機1967(昭和42)年に初期モデル737-100が初飛行して以来、時代に合わせたマイナーチェンジを施した10以上のサブタイプを展開しています。737シリーズ自体の初飛行が、奇しくも上記の通達がなされた1967年4月9日。つまり、54年にわたる同シリーズの長い歴史のなかでも「もっとも不運な誕生日」を迎えてしまったことになります。

737MAXは2度の航空事故を起こしてしまったことから、2019年に全機運航を一時停止。これらの事故は、ともに同じ「自動失速防止システム(NCAS)」の不具合によるものと推定されており、この装置の改修や乗員への訓練プログラムなどを実施したうえ、2020年末から20ヶ月ぶりに運航を再開しています。

なおFAA(アメリカ連邦航空局)によると、今回の運航停止は「バックアップ電源制御ユニットの不具合」としており、先述の航空事故引き金となった「NCAS」の不具合とは、直接的な関係はないと見られます。なお、2021年4月現在、737MAXは、日本国内航空会社での導入はありません。国内航空会社で飛んでいるものは、その1世代前のサブタイプ「737-800」「737-700」の2種類となります。

ボーイング737MAX(画像:ボーイング)。