日本と中国には共通の文化が多いが、違いも数多く存在する。中国メディアの百家号は8日、「日本と中国の墓の違い」を紹介する記事を掲載した。墓や葬儀から、日本と中国それぞれの「死生観」が分かるそうだ。

 記事はまず、「墓を大切にする」習慣があるのは日本人中国人も同じだが、「亡くなった人は自分たちを守ってくれる存在になる」という考えは日本特有のものだと紹介している。これは神道の考え方で、多くの中国人が信じている仏教の「極楽浄土」とは一線を画していると説明した。

 そのため、葬儀にも違いがでてくるようだ。仏教の場合、葬儀は「極楽浄土に送る」ために行われるが、神道では「故人を家に留めて守護神にする」ための儀式となっていると違いを伝えた。「先祖がずっと子孫のそばにいる」という考え方は、中国人にはなじみがないようだ。

 では、日本と中国の「墓」にはどのような違いがあるのだろうか。記事は中国では「個人墓か夫婦墓」が一般的なのに対し、日本の墓は大抵家族が一緒の墓に入る「家墓」だと紹介した。日本でも、家墓が習慣になったのは火葬が広まった明治以降のことだ。記事では紹介していないが、中国では墓地が不足しており、将来的には日本のような「家墓」の習慣が取り入れられるかもしれない。

 記事が指摘する日本と中国の死生観の違いは、主に仏教と神道の違いと言えそうだ。日本の仏教はインドから中国経由で伝わったとされているが、日本の仏教は独特な発展を遂げたため、中国の仏教とは思想を始め、様々な点で違いがみられるのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本人は「先祖が守ってくれる」と考えるらしい 中国人「我々には馴染みがない・・・」