“棋士のまち”加古川を背負った男が、確かに爪痕を残した。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の予選Aリーグ・第1試合、チーム藤井とチーム稲葉の対戦が4月10日に放送された。結果は、チーム藤井が5勝2敗で勝利したが、将棋だけでなくトークやリアクションで大いに盛り上げたのが、チーム稲葉の船江恒平六段(33)。加古川親善大使として、多くの将棋ファンにその存在を刻み込んだ。

【動画】トークも冴えまくった船江恒平六段(2時間13分40秒~)

 稲葉陽八段(32)、久保利明九段(45)と組んだチームは、全員が加古川親善大使。確実な棋力はもちろんながら、関西のノリでしゃべり倒す作戦会議室では、次々におもしろシーンが飛び出した。リーダー稲葉八段が、チーム・藤井の高見泰地七段(27)と対戦した歳、高見七段の意外な一手を見た瞬間「はぁ~!」と甲高い声を響かせた。続いて、自分が藤井・王位棋聖と戦う前には「3分ぐらいハンデをいただきたい。王手をかけられないように」など、ジョークも連発。視聴者から笑いを取りまくった。

 それでも“ネタ枠”で選ばれた棋士ではない。藤井王位・棋聖と2度目の対局に臨むと、序盤から積極的な指し手を続け、87手で快勝。「無理矢理でも自分から動いていこうという戦いを目指した」と笑みを見せると、さらに仲間の元に戻ってから「1回勝ったら、僕は十分。もう働きました」と満足げだった。

 この大会の魅力でもある真剣勝負と棋士の素顔、両面を存分に披露した船江六段に、ファンからも大量のコメントが寄せられることに。藤井王位・棋聖に勝利した際には「おめでとうフナエモン!」「にこにこしてたw」と祝福する声に混じって、今年3月に合格したことを発表した公認会計士にも触れ「やったー公認会計士!」というものも見られた。また、関西ノリ全開の場面では「よう働いたなw」「相当おもろいww」と笑いの評価も抜群だった。
ABEMA/将棋チャンネルより)
“将棋で戦う公認会計士”船江恒平六段があちこちおもしろい!関西風リアクションに超早指しでは藤井聡太王位・棋聖と互角の勝負