ボードゲームサークル「ツマヤ」は、みんなで“命乞い”をするパーティーゲーム 『命鯉』オンライン販売サイトBOOTHにて発売すると発表した。対象人数は3人から6人。プレイ時間は20分となる。価格は税込3000円。発送は5月以降となる。

(画像は命鯉 – tsumaya – BOOTHより)
(画像は命鯉 – tsumaya – BOOTHより)

 『命鯉』は、簡単なルールで短時間で遊べるものとなっている。プレイヤーは、とんでもないヘマをやらかした組織の一員となって「ボス(親)」に「命乞い」をする。最後に一番投票数が多かった「もっともボスの評価が良い命乞い」を演じた人が優勝となる。

 まずボス役は「最後に言い残すことはあるか?」と「命乞い」開始の合図をしよう。プレイヤーは「命乞い」を披露するための役職やフレーバーテキストが記されたカードを選び、ときには殺し屋になったり、医者や、ボスの恋人になったりといろいろな役職になることが可能だ。次に「命乞い」用のカードはランダムで配られる。手札3枚すべてか、最低2枚を自由なタイミングで使い、ボスに「命乞い」を行う。命乞いの制限時間の目安は1分だ。演技をするために必要なフレーズが豊富に用意されているので、アイデアにこと足りないだろう。

 なおボスは部下に「許す」、「処刑する」を選ぶことができる生死カードを渡すことができるが、これはプレイヤーの勝敗に関係はない。最後にもっとも良いと思った「命乞い」に投票して、一番投票数が多かった人の勝利となる。

(画像は命鯉 – tsumaya – BOOTHより)
(画像は命鯉 – tsumaya – BOOTHより)

 気軽に遊べるためプレイしている中でとっさの言い回しが鍛えられたり、おなじみの名セリフなどを声に出して言うことができるので、生き残るだけでなくどう華々しく散るかも楽しむためのポイントとなる。気軽に遊びたい人にもマーダーミステリーや人狼やTRPGに興味がある人にもおすすめ作品とのこと。

 本作は先日4月10日、11日に開催されたゲームマーケット2021春で発売されたもの。ゲームマーケットで購入ができなかった人でもオンライン販売サイトBOOTHにて販売を開始しているので、気になった人は購入を検討してみてはいかがだろうか。

『命鯉』公式サイトはこちら『命鯉』販売サイトはこちら
ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman