マンチェスター・ユナイテッドスコットランド代表MFスコット・マクトミネイが回想した。クラブ公式サイトが伝えている。

ユナテッドは11日に行われたプレミアリーグ第31節でトッテナムと対戦。前回対戦で1-6の大敗を喫した相手とのリベンジマッチで先制を許したが、後半の3ゴールでスコアをひっくり返して、敵地で逆転勝利を収めた。

そんなユナイテッドは34分にウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニがゴール。しかし、その直前の場面でマクトミネイの韓国代表FWソン・フンミンに対するファウルがVARも加入する形でとられ、先制点が取り消された。

18分の警告で強くいきづらくなるなか、ジャッジによるものだが、先制点取り消しのきっかけになってしまったマクトミネイ。しかし、オーレ・グンナー・スールシャール監督の声がけで冷静さを保ってプレーできたようだ。

フル出場して逆転劇に貢献したマクトミネイは試合後、イギリススカイ・スポーツ』で振り返り、勝利のポイントとしてハーフタイム中に指揮官から届けられたメッセージを明かしている。

「監督からのメッセージは明確だった。冷静さを保つことが大事だったんだ。『パニックになる必要なんてない。まだ1点差なのだから』ってね。前にもこういう状況を経験したことがあり、僕らにも良いキャラクターがあるのもわかっていたんだ。本当に手強いチームを相手にボールを持ちたいと思う良い選手たちがいることもね」

また、自身に下ったファウル判定により、得点が取り消されたシーンにも言及。マクトミネイは個人的にVARを好まないとした上で、判定に納得がいかない姿勢を示したが、クリス・カバナー主審をはじめとする審判団を悪く言うのを嫌った。

「あの件についてはこれから色々と言われるだろうが、審判は判定を下さなければならず、それがゲームの一部となる。僕個人としてはVARのファンじゃない。あれは明らかにゴールで、レフェリーの明らかなミスだが、そういうこともある」

「僕らからしたら、完全に不公平なものだったが、戦い続けないとダメだった。僕らが前半の終盤に披露した戦いをあのせいで台無しにするわけにもいかなかったしね。でも、本当にすごく難しい試合で3ポイントを掴みとれたのは嬉しいよ」

「素晴らしい勝利さ。後半はポジティブな要素ばかりだった」

起死回生の同点弾を記録したブラジル代表MFフレッジについても「彼がボックスにいるのが変な感じだったね!」と愛あるイジリを飛ばしたマクトミネイはチームとしてのリベンジ達成に喜びの心境を語っている。

「試合の前から色々と言われていたからね。それは僕らの意識にもあった。あの試合での出来事を忘れないように、しっかりとした戦いをするのが使命だったんだ。今日は前回よりもはるかに良い試合だったね」

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