セビージャは12日、ラ・リーガ第30節でセルタとアウェイで対戦し4-3で勝利した。

前節、首位アトレティコ・マドリーとの上位対決を制した4位セビージャ(勝ち点58)は、その試合から先発を1人変更。L・デ・ヨングに代えてエン=ネシリが最前線で起用された。

前節3試合ぶりの白星を飾った10位セルタ(勝ち点37)に対し、セビージャは早い時間に先制する。7分、アクーニャの左CKからボックス中央のクンデがヘディングシュートをゴール右に突き刺した。

幸先良く先制したセビージャだったが、19分にピンチ。ノリートのパスでボックス左に抜け出したサンティ・ミナをクンデが後ろから倒してしまいPKを献上。このPKをアスパスに決められ、試合は振り出しに戻った。

さらにセビージャは、24分にもロングカウンターを受けると、デニス・スアレスのパスでDFの裏に抜け出したアスパスにゴールネットを揺らされ、勝ち越しを許した。

連続失点で逆転を許したセビージャたが、すぐに反撃に転じると35分に中央を持ち上がったフェルナンドがミドルシュート。これがアイドの足にディフクトすると、GKの逆を突く形でゴールに吸い込まれた。

このまま前半終了かと思われたが、ホームチームが43分にカウンターから勝ち越しに成功する。中盤でボールを奪ったブライス・メンデスが前線のデニス・スアレスにボールを預け、前線へ駆け上がるとボックス右で再びパス受けたブライス・メンデスがゴール前まで切り込み冷静にゴールネットを揺らした。

迎えた後半、先にスコアを動かしたのは1点を追うセビージャ。60分、スソのパスでボックス左横まで上がったエン=ネシリがダイレクトクロスを供給。これをニアに走り込んだオカンポスの落とすと、最後は走り込んだラキティッチが冷静にゴール右にシュートを突き刺した。

再び試合を振り出しに戻したセビージャは、64分にジョルダンとエン=ネシリを下げてL・デ・ヨングとオリベル・トーレスを投入。さらに67分にスソを下げてパプ・ゴメスピッチに送り出した。

するとセビージャは76分、アイドのクリアミスを敵陣でカットしたパプ・ゴメスがそのままボックス内まで持ち上がりゴール左へシュートを突き刺した。

結局、これが決勝点となりセビージャが4-3で勝利。セルタとの壮絶な打ち合いを制したセビージャが上位追走に成功し優勝争いに踏みとどまっている。

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