2021年4月12日、観察者網は、「日本」がつく学名を持つビワが実際は中国原産であることを広く知らしめようとする研究者の取り組みについて紹介する記事を掲載した。
記事は、中国南西部が原産とされるバラ科の植物・ビワについて、国際的な学名が「Eriobotrya japonica」で、学名に「日本」がついていると紹介した。
その上で、福建省出身のビワ専門家・林順権氏が1988年に日本に公費留学した際にこの事実に気づき、ビワが中国原産であることを証明する研究を開始したと説明。98年には「ビワ:植物学と園芸学」という論文を発表し、「ビワ」という日本語中国語の「枇杷」に由来するものであること、中国古代文学にビワを題材にしたものが非常に多いことなどから「日本で栽培されているビワは、中国から入ったものである」ことを示したとしている。
そして、林氏による長年の努力もあり、2006年には日本が「ビワは中国原産である」と認めた、と伝えた。
記事によれば、林氏の故郷ではかつてどの世帯もビワの栽培で生計を立てていたものの、多くの若者が現地を離れるようになり、現地のビワ栽培面積はどんどん縮小されていったという。そこには栽培の難しさ、コストの高さというも問題もあったが、最近ではECプラットフォームを活用したビワの販売が注目を集めており、多くの若者が地元に戻ってきてビワ栽培で多額の収入を得るようになったとのことである。(翻訳・編集/川尻

12日、観察者網は、「日本」がつく学名を持つビワが実際は中国原産であることを広く知らしめようとする研究者の取り組みについて紹介する記事を掲載した。