Image: Shutterstock

確かに鼻が詰まっている時、頭ボーッとしますよね。

鼻詰まりの辛さを知っているだけに伝えづらいのですが、BADニュースです。慢性的な鼻詰まりで脳の動きに支障が出る恐れありとの研究結果が出てしまいました。鼻詰まりが脳の活動の関係が絶対的に結びついている訳ではないそうですが、関係は強そうとのことです。

鼻の副鼻腔とは、鼻の穴の奥の細い空洞で、鼻を加湿して粘液で守っている場所です。副鼻腔が炎症する慢性副鼻腔炎が起こると鼻詰まりになったり、匂いがわからなくなったりします。鼻が詰まっている状態は誰にとっても気分の良い状態ではありませんが、鼻が詰まっている人は認知能力が低下するという実験結果が出ました。

患者さんは自分の状態を味や匂い、そして顔の痛みなどの症状の他に「脳に霧がかかっているような感じ」と表現することが多いそうです。確かに鼻が詰まっている時を思い出すと、頭がボーッとして集中できない状態ですよね。ただこの研究では、副鼻腔炎の治療を受けたあと、認知能力がアップすることもわかったそうです。

医学雑誌「JAMA Otolaryngology—HeadNeck Surgery」に掲載された今回の研究は、意外にも慢性副鼻腔炎と脳の活動の関わりについて記された初めての論文となりました。1,000人の健康な大人のボランティアの活動データと実験をあわせて書かれたもので、研究者たちはまず22人の慢性的な鼻詰まりの被験者と同じような身体条件の鼻詰まりのない人たちを比較。

すると、鼻詰まりの人たちの認知を司る脳の部分の活動低下が見られたそうです。とはいえ、著者はこのふたつの関係性については更なる研究が必要で、脳のスキャンや血液検査などをして鼻詰まりが脳の活動に問題を与えることを証明し、またそういった症状を緩和するための治療法も同時に見つけていけたらと話しています。

アメリカでは10人に1人が慢性副鼻腔炎を患っていると言われており、抗生物質での治療や手術などもおこなわれていますが、症状を繰り返すことが多く治るまでには何年もかかることがあります。この研究でよりよい治療法が開発されるといいですね。