吉村洋文

14日、大阪府大阪府吉村洋文知事が、ツイッターを更新。新たな対策を打ち立てたことを報告しつつ、その理由について説明した。


■小中高の部活を休止

新型コロナウイルスの新規感染者数が2日連続で1000人超えをした大阪府。増え続ける感染者数に対応するため、大阪府は緊急会議を開き新たな対策を決定。

原則、小中高の部活動は休止・大学の授業はオンラインで実施するなどを要請することを決定した。


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■なぜ子供たちが…

吉村知事は、「なぜ、子供達が? との意見わかります」と府民たちの意見を汲み取りつつ、「既存株が学校内で広がることは少なかったです。しかし、N501Y変異株は道の部分が多く、第3波での10代以下の陽性者は10%以下でしたが、変異株では20%、2倍です」と説明。

2020年から猛威を奮っている既存の新型コロナは、子供への感染率は低かったが、今流行し始めている変異株は子供への感染力も上がっているため、警戒度を高めているようだ。

■政策の目的は…

続けて、「クラスターも発生。変異株感染拡大期には、学校での感染対策強化が必要と思います」と自身の考えをつづった。

「目的の1つは子供達を感染から守る。確かに現時点で子供の重症はでていませんが、変異株は重症化リスクが高いです。もう1つの目的は子供の家族を守る。学校で子供間感染があればそこから家族内感染が一気に広まります」と今回の対策強化について語った。


■様々な意見が

小中高の部活動だけを自粛してほしいという要請に「なぜ部活だけ? 休校にすべきでは?」「部活だけじゃ変わらないのでは?」といった声が寄せられている。

一方で、「学校が一斉休校すると親の負担が大きすぎる」などそういった意見に対する反対意見も。こうした様々な意見が即時に見られるのはSNSのいいところだ。

また新たな対策で感染者数に歯止めをかけることができるのだろうか。感染者数が増加していることから、大阪府以外でも厳しい自粛要請が見られるようになるかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

吉村知事、部活動の休止要請を説明 「なぜ子供が…」