防衛省は、2020年9月30日に発表した2021年度予算の概算要求で、いずも型護衛艦「かが」に、F35B戦闘機を搭載するための改修費を計上した。同時に、「かが」と同型艦「いずも」の艦首の形状を四角形に変更することを明らかにした。

 中国メディアの百家号はこのほど、いずも型護衛艦は改修にあたって「なぜスキージャンプ台を採用しないのか」と問いかけ、その理由を分析する記事を掲載した。中国が運用する空母はいずれもスキージャンプ式なので、いずも型護衛艦の艦首を四角形にするのが不思議なようだ。

 これには4つの理由が考えられるという。その1つとして記事は、「米国に長く師事してきたので習慣になっている」ためではないかと主張した。米国の強襲揚陸艦は艦首が四角形であり、習慣的にこれを真似たのではないかとしている。2つ目の理由は、「日本にはスキージャンプ台を作る技術がない」ことが考えられると主張した。そのため米国から援助を断られれば採用できないと主張した。

 3つ目の理由として、「他国の反応を意識して、意図的にとりあえずはスキージャンプ方式を避けた」可能性があると論じた。しかし、最終的にスキージャンプ方式を採用するならば、世間の目をくらまして悪事を働くようなものだと非難している。最後に「あくまでヘリコプターの運用に重きを置き、対潜水艦能力を重視したため」であることが考えられるという。そうであれば、F35Bの運用に限りがあるとしても価値のある選択だとしている。

 最後に、いずれの理由であっても近いうちにいずも型護衛艦の改修が終わって運用され始めることは確実であり、日本の軍事力がどのように発展していくかに注視する必要があると高い警戒感を示して記事を結んだ。中国としては海上自衛隊の動向が気になって仕方がないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

護衛艦を空母に改修する日本、なぜスキージャンプ方式を採用しないのか=中国