中国のポータルサイト・網易に14日、「どうして日本人中国人が嫌いなのか」とする記事が掲載された。

 記事は、中国人日本人に対する態度は愛憎半ばの複雑なものであるのに対し、日本人中国人に対する態度は「それに比べてシンプルだ」とし、市民への意識調査では中国に対しネガティブイメージを持つ日本人が大多数を占める結果が出ていると伝えた上で、日本人が中国や中国人に対していいイメージを持たない理由を3つ挙げて考察している。

 1つめは、政治的な要素を挙げた。記事は、日中両国が隣国同士でありながら、安全保障やイデオロギーの面で対立する部分が多く、米国的なイデオロギーの影響を受けている日本は中国を嫌い、警戒することが習慣化してしまっているとしたほか、「世の中には絶対的に公正で客観的なメディアはない」ものの、反中的な日本メディアが実に多い点も日本の世論の思考に大きな影響を与えていると伝えた。

 2点めに挙げたのは、日本にやってくる中国人があまりに多く、なおかつその「質」がまちまちだったことである。発展途上国である中国の観光客が大挙して押し寄せた場合、特に発展の遅れている内陸部の農村などからやってきた観光客を中心に、一部でマナーを弁えない行為が発生するのはある意味で致し方ないとした上で、細かい部分にまでこだわる日本人マナーモラルに対し寛容ではないために感情的な衝突を生み、中国人観光客のネガティブイメージが日本社会で定着してしまったと解説している。

 そして、3つめは、「日本人の中国に対する認識が時代遅れになっている」点とした。記事は、日本を訪れた中国人の数に比べて中国を訪れる日本人は少ないため、急速に発展し、社会が進歩している中国の実際の姿を知っている人が少なく、自ずと中国に対する認識も10年ほど前の「汚い、雑然としている、おくれている」といったレベルにとどまっているのだと論じた。

 一方で、最近では日本のネット上で若い人を中心に「中国はもはや日本を追い抜いてさらにその先を行っている。現実を認識しなければ、さらに置いて行かれることになる」との考えも少しずつ見られるようになったと紹介。ただ、中国が急速に発展したことで日本人の中国に対する差別意識、優越感は消えたとしても「それでも日本人中国人を好きにはならない」とも伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本人はどうして中国や中国人が嫌いなのか