新入社員が考える理想の上司像1位は「人間的に尊敬できる」(57.1%)――そんな結果が、企業研修や若者向けの就職支援などを手掛けるジェイック(東京都千代田区)の調査で明らかになった。

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 2位は「相談にのってくれる」(52.9%)、3位は「行動力がある」(36.8%)と続いた。「成果を上げている」が選択項目の中で最も低い回答割合(16.4%)だったことから、同社は「新入社員にとって、上司は仕事ができるかどうか以前の問題として、人格面や、コミュニケーションを取りやすいかといったことが重視される」としている。

 入社の決め手を聞いたところ、「事業内容に興味があった」(67.7%)が最も多く、「成長できる環境があると感じた」(54.8%)、「面接してくれた社員が魅力的だった」(51.1%)と続いた。

 新型コロナウイルスの影響でWeb面接などを実施した企業が相次いだことから、就活生は「企業の情報収集をすることが難しかった」とジェイックは分析。入社後にギャップが生じないように、「例年以上に受け入れ体制を整えるのが重要」だと指摘する。

●今後のキャリアで実現したいことは?

 新入社員は今後のキャリアでどんなことを実現したいと考えているのだろうか。最も多かった回答は「自分の能力を高める、成長する」(80.1%)で、「いまの会社で出世して、年収を上げる」(47.5%)、「社会貢献できる仕事に就く」(42.6%)と続いた。また、「ワークライフバランスを確立する」(39.6%)、「幸せな結婚をする」(27.4%)、「平凡に日常を過ごす」(18.3%)といったように、私生活を重視する回答も目立った。会社に定着してもらうためには、こういった面でのケアも必要になるかもしれない。

 自由記述形式で「学生時代の流行や印象的な出来事」を尋ねた。すると、「新型コロナウイルスの流行による生活様式の変化」や「コロナによる大学生の中退」といったようにコロナに関する回答が目立った。一方、「4年という最後の1年にコロナ禍になりさまざまなことが制限された。それでも自分的にはとても充実した4年を過ごすことができた」といったように、前向きな意見もあった。

 今回の調査は3月31日4月12日に実施。ジェイックが実施した新入社員研修の参加者427人から回答を得た。

新入社員はどんな上司を求めているのか(出所:ゲッティイメージズ)