英国の教育専門誌「Times Higher Education(以下、THE)」は、日本の大学の「教育力」を示す「THE世界大学ランキング日本版 2021」を発表した。278大学が対象となり、総合では2年連続で東北大学が1位に輝いた。

【その他の画像】

 同ランキングは、2017年から毎年発表され、今回で5回目となる。世界版ランキングでは「研究力」に着目する一方、日本版は日本の教育事情に、より即した形で大学の魅力や特性が表れるよう、大学の「教育力」に注目している。ランキングの指標は「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野で構成され、学生の学びの質や成長性に焦点を当てたものとなっている。

 総合ランキングでは前年に続き東北大学が1位を獲得。次いで東京工業大学(昨年同率3位)が2位、東京大学(昨年同率3位)が3位、京都大学(昨年2位)が4位、大阪大学(昨年8位)が昨年より3つ順位を上げ5位、北海道大学が昨年同様6位にランクインした。昨年上位10校のうち9校が2年連続でトップ10以内をキープする結果となり、上位を占める大学の質の高さが安定していることがうかがえる。

 分野別のランキングでは「教育リソース」で東京医科歯科大学が初めての1位を獲得。「教育充実度」は国際教養大学、「教育成果」は京都大学、「国際性」は国際教養大学がそれぞれ昨年と変わらず1位となった。

 コロナ禍によって授業や講義の在り方が変化し、大学の経営にも大きな影響が生じている。研究機関としての大学に加えて、学生への教育機関としての大学の在り方が今後は問われそうだ。

大学の“教育力”で上位に入ったのは?