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保護施設で1年半、ようやく家族に巡り合えた犬


 マックスというピットルミックス犬は、前の施設で4か月間家族を待ち望んでいたが、引き取り手が現れず、その後ニューヨークの保護施設に移ってきた。

 人懐こくとても良い子なので、施設スタッフは直ぐに飼い主が見つかるだろうと思っていたが、その施設でも450日以上、待ち望んだ人は現れなかった。

 そこで施設の事務局長は、「もしも保護犬と人間の立場が入れ替わったら」というアイデアを思いつき、実際に1日入れ替わり、その様子をSNSシェアしたところ、保護犬に対しての理解が深まり、ついにマックスは永遠の家を見つけることができたのだ。『Fox5 New York』などが伝えている。

【2つの施設で一年半過ごしていたマックス】

 ピットルミックスマックス(5歳)は、ある動物保護施設で4か月過ごしたが飼い主が見つからず、ニューヨーククーパーズタウンにある保護施設『Susquehanna SPCA』に移ってきた。

 施設事務局長のステイシー・ヘインズさんは、とても良い子だったので、きっとすぐに飼い主が見つかると思っていた。

 ところが、マックスにはなぜかなかなか引き取り手が見つからなかった。3月の時点で既に400日以上も施設で過ごしていたマックスは前の施設と合わせると一年半も施設にいたことになる。

 ヘインズさんはマックスの為になにか対策を打たねばと考えた。

 まずはマックスたち保護犬たちのことを良く知ってもらうことが大切だと思ったヘインズさんは、こんなアイデアを思い付いた。

犬と人間の立場を入れ替えてみた

 保護犬がいつもどのように暮らしているのかを知ってもらうため、ヘインズさんは人間の普段の生活と保護犬の普段の生活を入れ替えるという試みを行った。

 まずマックスを1日事務局長に任命し、局長部屋で過ごさせた。

 普段、ヘインズさんの名前があるデスク上のネームプレートには、マックスの名が記された紙を貼り、ネクタイを着けて写真を撮った。


 一方、ヘインズさんはマックスがいつも過ごす狭くて暗いコンクリートの小屋の中で1日を過ごした。その様子を動画撮影しSNSシェアすると、メディアからも大きな注目を集めた。


多くの人の心に刺さり、マックスに家族が!

 Facebookでこの記事を知ったニューヨークフィンガーレイクスに住むエド・パヌスさんは、すぐに保護施設へ出向いた。

 実は、パヌスさんはマックスによく似た犬を飼っていたが去年失くしており、マックスを見て一目で繋がりを感じたという。

 一年半にわたり施設で家族を待ち望んでいたマックスに、ついに永遠の家が見つかったのだ。スタッフは心の底から祝福した。

 しばらくして施設スタッフは、パヌスさんとマックスの様子を見に行った。

 マックスは、施設で過ごしていた時もスタッフのみんなに愛され、よく世話をされていたが、やはり永遠の家に勝るものはない。

 マックスが嬉しそうにパヌスさんの周りで走り回る姿を見て、マックスが満ち足りた暮らしをしていることを実感したというヘインズさん。

今、マックスは湖の傍の家で暮らしていて、いつでも自由にたっぷり走り回ることのできる素晴らしい環境にいます。

活気あふれたマックスの幸せそうな姿を見て、私たちもこれ以上ないほどの喜びを感じました。施設の犬たちにできるだけ早く、良い飼い主を見つけてあげることがどれほど大切かということも再認識しました。(ヘインズさん)


 永遠の家と、パヌスさんというベストフレンドを見つけたマックスFacebookには、多くのユーザーからマックスの幸せを喜ぶ声が寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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