生物多様性に満ちているオーストラリア。北半球では見たこともない生き物たちが暮らしており、蛇に至ってはおよそ80億匹もいて、猛毒種も多数存在する。
さて、そんなオーストリアならではの事案が発生したようだ。スーパーでビニール袋入りのレタスを買ったところ、袋の中には元気な小型のヘビがニョロニョロしていたというのだ。
ニューサウスウェールズ州シドニーの高級住宅地、モスマンに住むレクサンダー・ホワイトとアメリ・ニート夫婦は、近所のスーパーマーケット「アルディ(Aldi)」で袋入りのロメインレタス2袋を購入した。
夫婦は自転車でこのスーパーを訪れ、レタスをリュックに入れ10分後に自宅に到着し、レタスの袋を取り出したところ、何やらうごめく物体を発見。
毒ヘビが混入していたことが判明
最初はミミズかと思ったそうだが、舌をペロリと出したためそうではないことがわかったという夫婦は、すぐに野生保護局に連絡した。なんとそれは体長約20cmほどのヘビだったのだ。
専門家が調べたところコブラ科の毒ヘビの一種、ペールヘッデッド・スネーク(Pale-headed snake)であることが判明。成長すると50cm以上になる。
ヘビはスーパーの中では食品保存のための冷気により、2枚のレタスの間に静かに眠っていたのだが、自転車で揺られ、常温に戻されたことで目を覚ましたのだろう。
最終的には野生保護局に駆除してもらったそうだが、もし噛まれたら大変なことになるところだった。
ペールヘッデッド・スネークは、近づいたものに対しためらうことなく攻撃し、すばやく連続して複数の咬傷を与えるという。このヘビによる死亡事故は記録されてない物の、噛まれると激しい頭痛、かすみ目、局所的な痛み、出血以上などの不快な症状を引き起こすことがあるという。
Baby snake found in packet of cos lettuce from Aldi
このヘビはいったいどうやってレタスの中の袋に入り込んだのだろう?
レタスはブリスベン西部のトゥーンバの農場で生産されたものだそうだが、スーパー側ではどこでどのようにヘビがレタスの袋に混入したのかを調査中だという。
これまでも食品にネズミやミミズ、カエルなどが混入していたという事案は報告されていたが、まさか毒蛇まで入っているとは、オーストラリアらしい事案である。
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