アステリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、秋田県仙北市(市長:門脇光浩、以下、仙北市)で開催される仙北市角館の桜まつりに合わせ、新型コロナウイルス感染予防対策としてアステリアのモバイルアプリ制作プラットフォーム「Platio(プラティオ)」を使った「角館の桜まつりアプリ」の運用を4月20日から5月5日の期間で実施することを発表します。
仙北市ではこのアプリの運用により、桜の開花や混雑状況、トイレの衛生管理や消毒液の設置状況などの確認結果を、会場スタッフを担う職員とリアルタイムで共有します。アステリアとの協業によるITを活用した 3 密回避と感染予防対策を徹底する「お祭りテック」で、地方自治体の業務のDXを推進します。

アプリ画面一覧
■運用の背景
桜の開花状況を報告する様子
仙北市では、桧木内川堤約2キロメートルにわたって続く桜並木や、武家屋敷通りにある国の天然記念物に指定されている162本のしだれ桜のお花見シーズンに合わせて「角館の桜まつり」を開催しています。
この桜まつりには例年県内外から約100万人以上が訪れますが、今年は政府が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために一部自治体へまん延防止等重点措置の適用が発令されるなど、角館の桜まつりでも新型コロナウイルスへの感染対策の強化が求められています。
そこで、仙北市とアステリアは、角館の桜まつりに参加する観光客が安心・安全に桜の鑑賞ができるように「角館の桜まつりアプリ」を作成。仙北市観光課の職員10名が会場内の桜の開花状況や混雑状況を、アプリを使って共有します。会場全体の状況はリアルタイムに観光課全職員のスマートフォンに共有され、3密を避けた観客の誘導が可能です。
また、会場内に設置されたトイレの衛生状態や消毒液の設置状況もアプリを使って随時共有。故障や不具合が発生した場合には現場管理者へメールで通知が自動送付されるなど、庁舎への移動や電話等での報告もなく不具合にも即座に対応。仙北市では、角館さくら祭り期間中にアプリを活用した情報共有を実施することで、来場者が安心して桜まつりを楽しめる環境を提供し、今後のイベント等での感染防止対策や運営の効率化につなげたいと考えています。

■アステリアが提供する「角館の桜まつり」アプリ概要

【使用するソフトウェア(アステリアが提供)】
 モバイルアプリ作成ツール「Platio」
【実施期間】
 2021年4月20日5月5日(16日間)
【運用部門(人数)】
 仙北市観光課の職員約10名
【主な機能】
「角館の桜まつり」会場内での桜の開花状況や混雑状況を写真とテキストを使って共有し、お祭り会場の3密回避を徹底。トイレの清掃状況や消毒液の設置状況もアプリ内のチェックリストで共有し、不具合発生時やアルコール消毒液が無くなると管理者にメールで通知が自動送付される。

■今後の取り組み
仙北市では、これまでもPlatioを用いて、新型コロナウイルスの感染対策として職員の検温状況をリアルタイムで共有する検温アプリや、人力車の位置把握アプリや温泉ガス検知アプリなど、さまざまな用途でのICT活用を実施してきました。今後は、災害対策をはじめ様々な分野で業務の効率化やクラウドサービスなど、ICTの適用範囲を拡大していく方針です。

秋田県仙北市:門脇光浩 市長のコメント>
仙北市には、様々な伝統行事、観光行事がありますが、新型コロナウイルス感染症のために、実施が危ぶまれる行事もあります。今回の桜まつりは、感染症対策の専門家のご意見も参考にしつつ、安全対策に万全を期しています。コロナ禍のもとでも、新しい技術を活用し、様々な工夫をすることで、行事を継続していくことができると考えています。今回のアステリアさんとの共同事業は、その先鞭となる事業と捉えています。


---参考情報---

■「秋田県仙北市」について( Webサイトhttp://www.city.semboku.akita.jp/index.php
仙北市は、秋田県の東部中央に位置し、岩手県と隣接している地域です。ほぼ中央に水深が日本一である田沢湖があり、東に秋田駒ヶ岳、北に八幡平、南は仙北平野へと開けています。地域の約8割(892.05平方キロメートル)が森林地帯で、奥羽山脈から流れる河川は、仙北地域の水源となっています。気候は、冬季には全地域で平均気温が氷点下を下回る厳しい寒さですが、地域の南北間では気候、降水量とも差があります。総面積は、1,093.56平方キロメートルで、秋田県全体の9.4パーセントを占めています。
秋田県では4月以降新規感染者が増加傾向にあり、感染警戒レベルを「2」から「3」に引き上げ、感染者の増加を抑制するため、感染予防対策の徹底を図っています。

■「アステリア株式会社」について( Webサイト https://www.asteria.com/
アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,011社(2020年12月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,598件(2020年12月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

■ Platioについて( Webサイト https://plat.io
Platio(プラティオ)は、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリを作成・活用できるクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場におけるIT化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platioで作成したアプリは、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています

アステリア、ASTERIA、Handbook、Platioはアステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

【製品に関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社 マーケティング本部
TEL:03-5718-1250 / E-mail: platio-pm@asteria.com

配信元企業:アステリア株式会社

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