フランクフルトのアディ・ヒュッター監督は、チームが暫定3位に浮上したことを喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

日本代表MF長谷部誠とMF鎌田大地の所属するフランクフルトは、20日にブンデスリーガ第30節でアウグスブルクと対戦。前節の大敗を引きずりたくないチームは、前半で先制に成功すると後半にも鎌田のアシストにより追加点を奪い、2-0のスコアで勝利した。

この結果、フランクフルトヴォルフスブルクをかわしてリーグ暫定3位に浮上。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に向け、大きな1勝となっている。

試合後のインタビューに応じたヒュッター監督も、前節の敗北から素早い立ち直りを見せたチームを称賛した。

「最も重要なことは、(0-4で敗れた)ボルシアMG戦の後で必要な反応を示せたことだ。我々を苦しめたアウグスブルクには賛辞を送りたい。彼らはアグレッシブかつコンパクトであり、我々を非常に不愉快にさせた」

「後半はより良いサッカーができたが、ビッグチャンスを作れずにいた。だから、勝ち点3は我々にとって非常に良いことだ。最終的には、勝利を収められたからね。歴史的なシーズンとなるチャンスが残っていることを、クラブ全体で喜んでいる」

また、ヒュッター監督は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により無観客試合が続いている現状にも言及。ファンのサポートに感謝しつつ、このままトップ4確保を達成したいと意気込んだ。

「ファンが感情を昂らせ、スタジアムにいたいという気持ちは伝わってくる。彼らにとっては辛いことだろう。それでも、彼らはチームにとってとても良いサポートをしてくれているよ」

「重要なのは、CL出場権を自分たちの手で勝ち取ることにある。4月は素晴らしい成績を収めており、我々が2021年に得た勝ち点はバイエルンをわずか2ポイント下回っているだけだ。これを続けていきたいし、勝利は傷口を癒すものだね」

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