4月21日放送の『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)に、元大阪府知事、元大阪市長橋下徹氏がゲスト出演した。大阪のスタジオからリモート出演を果たした橋下氏は、大阪府緊急事態宣言の発出を政府に要請したニュースに対し、「僕の意見は多分少数派」と前置きをしながら長時間に渡ってコメントした。

 まず、パーソナリティを務めたニッポン放送吉田尚記アナウンサーが「トロッコ問題」を例に出す。これは、暴走しているトロッコがあり、自分はポイントを切り替える位置にいる。このままだと100人が亡くなるが、切り替えればそれより死者は少なくなる。ただ、どちらにせよ犠牲者は出るジレンマを示すものだ。

 橋下氏は「事の本質を突いてくれた」と共感し、「この対応策の決定って誰も正解がわからない」と話した。現在、大阪ではコロナ感染者数が激増しているが、2月末に緊急事態宣言を前出しで解除したことが原因ではないかと批判を受けている。橋下氏は「(吉村氏は)間違っていた可能性は認めた上で、あの当時誰も正解がわからない中で、こういう判断しかできなかったんです、これは仕方ないでしょという言い方」をしてみてはどうかとも話していた。

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 そして橋下氏は、こうした判断には「基準、指標、目安」を事前に決めて、それに基づいて反対意見を盛り込みながらオープンな議論をしていくべきではと提言。「吉村さんはその手順は踏んでた。実際にその感染者が増えたってことがあるから、判断が間違っていた可能性かもわからないというところまでは認めてもいいんじゃないかと思うんだけど、連日やっている中で『コンチショー』って思いもあるかなと思うから、間違ってないってことでずっと言い続けてると思うんですけどね」と語った。

 橋下氏の意見は、全体的に吉村氏を擁護するようなスタンスであり、「やっぱり吉村知事に甘いな」「身内同士かばい合ってるようにしか思えない」といった声が聞かれた。

 さらに、橋下氏はメディアコメンテーターに関しても、「健全な批判をしなければいけない」と持論を展開。「あの当時の判断は間違っていたというようなことは誰もやっちゃいけない」と話し、連日批判を続ける『モーニングショー』(テレビ朝日系)の玉川徹氏を「批判の嵐ばかり。プロセスをきちんと批判しましょう」と名指しで批判していた。

橋下徹氏