駅のホーム上から「時刻表」が撤去されはじめていることをご存じでしょうか。

【画像】これまであったはずの時刻表がスッキリなくなり「白地」になっていた様子

 これから来る電車の到着時刻を確かめようとホームの案内看板を見たところ、あれれ? これまであったはずの時刻表がなくなっていました。その代わりに、ここで時刻表や運行情報を確認できますと説明されたポスターが張られていました。

 JR東日本2019年3月ごろから、JR西日本2020年3月ごろから、一部の駅のホーム上から時刻表を撤去しています。JR東海2021年3月ごろから、名古屋地区で駅ホーム上の時刻表を撤去しはじめました。

 これはなぜでしょう。

 JR東海によると「駅のホーム上に“発車標”を設置済みの駅では、発車標で直近の発車時刻や列車種別・行き先などを確認できるため」にホーム上の時刻表の掲出は取りやめることにしたといいます。

 ホーム上の時刻表を撤去した場所では、時刻表や列車運行情報を確認できる鉄道会社公式WebサイトやアプリQRコード付き案内を記載したポスターを掲示。より詳しい情報を確認したい乗客に向けたサービス環境も整えています。

 なお、ホーム上の時刻表はなくなってきていますが、改札口付近には引き続き時刻表を掲出します。

 このほか、「紙の時刻表(名刺サイズのポケット時刻表)」の配布についても、小田急電鉄JR九州西日本鉄道(西鉄)などが既に廃止しています。名古屋鉄道(名鉄)や南海電鉄も、今後行われるダイヤ改正を反映した時刻表の配布は行わないことを告知しています。

 ついでに航空業界でも、全日本空輸ANA)が2021年1月31日に紙の時刻表を廃止、日本航空JAL)も2021年3月27日国際線分を廃止。5月31日には国内線分も廃止するとしています。

 鉄道も航空もバスも、発車時刻や便名、乗り換え案内、経路などまで、昨今は確かに手元のスマホでサッと調べられます。スマホが使えない方、あるいはスマホを忘れたとしても、列車時刻の確認においては発車標で大抵は事足ります。

 でも、「パッと調べられないのはやっぱり不便だと思う」といった声も上がっています。紙の時刻表が完全になくなるのもファンとして何だか寂しい気がします。他事業者の動向も気になるところですが、やっぱり減っていくのでしょうかね……。

(大泉勝彦)

【訂正 2021年4月22日20時】初出時、航空会社時刻表記述の一部に誤記がありました。正しくは上記の通りです。お詫びして訂正いたします。

駅のホームから「時刻表」がなくなってきている……?