代替テキスト

政府は、3度目となる緊急事態宣言発出の方針を固めた。各メディアによると、対象地域は東京都大阪府京都府兵庫県。期間は4月25日から5月11日までとされ、“GW潰し”との波紋が広がっている。

各メディアによると、百貨店やショッピングセンターなど広く休業要請が出される見込み。もし休業要請が出されると、昨年4月7日に発出された宣言以来となる。

業界に打撃を与えかねないことから、日本百貨店協会と日本ショッピングセンター協会の幹部は加藤勝信官房長官(65)に休業要請をしないよう提言。止むを得ず要請する場合は、休業補償や支援金を出すよう求めたという。

そんななかで大阪府吉村洋文知事(45)は、3月21日に解除された2度目の宣言よりも「強い措置」を要望。休業要請だけでなく、府内で開催されるプロ野球Jリーグなどのスポーツイベントも「延期・中止もしくは無観客」にするよう訴えた。

スポーツ界にまで影響が及んでいるが、菅義偉首相(72)は「コロナに打ち勝った証として東京五輪パラリンピックを開催する」との方針を固持している。

各メディアによると21日に開かれたIOC理事会後の会見で、バッハ会長(67)が今回の宣言発出について「東京五輪とは無関係だ」とコメント。さらに組織委の武藤敏郎事務総長(77)も海外メディアから「五輪開催中に宣言が出されていたらどうなるのか?」と問われると、「仮定のご質問への回答は控える」と具体的な回答を避けたというのだ。

■GWに短期集中も平日はスルー

国内では第4波ともいえる感染再拡大が続いている。大型連休を狙った措置のみで、約3カ月後の五輪までに抑えられるのだろうか。

「4月から『まん延防止』を適用しても、感染拡大は抑えられませんでした。大阪では13日の火曜日以降、新規感染者数が1,000人を超え続けています。過去最多となる1242人が報告されたのは、21日の水曜日でした。東京都小池百合子都知事(68)も『東京に来ないで』などと呼びかける程度で、都心部の平日に対する施策はあいまいです。宣言解除後はどう対応するのか、補償などの面も含めて各業界では懸念が広がっています」(全国紙記者)

まさに突発的ともいえる3度目の宣言。ネットでは厳しい声が広がっている。

《平日は感染しないから働け、休日は感染するから遊ぶな、働いてるんだから保証はしない はさすがに暴論すぎやしないか 極めつけにGW潰しされたらそら不満爆発しますよw》
《GWをまるっと緊急事態宣言にするのね その場しのぎで何の解決にもなってない気がする…》
緊急事態宣言を甘く見るなゆるむなというGWだけど、それでも東京五輪をやるという政府の方がゆるんでいる》