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4月14日に発生した台風2号。きょうで発生から丸9日が経過。このあとも台風の勢力を維持し続けて、4月としては17年ぶりに台風寿命が10日間を超える見通し。来週前半には小笠原諸島に接近のおそれ。今後の動向に注意!

台風2号情報(23日06時最新)

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例年よりも早いペースで桜前線が北海道にまで北上し、芽吹いた若葉に衣替えする日本列島。その南の海域で、台風2号が日本(沖縄)に近づいています。
4月23日06時現在、台風2号は沖縄の南の海上にあり、中心気圧は965hPa。中心付近の最大風速は40メートルと「強い」勢力で、北東に進んでいます。今後の進路を見ると次第に東寄りに向きを変え、24日から25日は日本の南を進み、来週前半には小笠原諸島に近づく可能性が高くなっています。
今回の台風2号。発生したのが今月14日3時。最新の予想では27日03時に南鳥島近海で温帯低気圧に変わるとのことで、実に10日以上台風として存在していることになります。4月に台風が発生することは珍しくありませんが、4月に10日間以上台風の状態を維持し続けることは2004年の台風1号以来17年ぶりのことです。

予想される風・波・注意や警戒事項(23日)

きょう23日は沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴いしける見込みです。予想される波の高さは、大東島地方で7メートル、沖縄本島地方と宮古島地方で6メートル、八重山地方で5メートルです。宮古島地方では既に大しけになっているとみられ、沖縄本島地方と大東島地方でも、昼過ぎから大しけになる見込みです。高い波に十分な注意・警戒が必要です。
また、予想される最大瞬間風速は、大東島地方、沖縄本島地方、宮古島地方で30メートルと風に向かって歩けず、看板が外れる可能性があります。強風も併せて、注意する必要があります。

17年ぶりの長寿台風 沖縄・小笠原諸島では荒天に注意・警戒