ペットの可愛らしい姿や愛らしい仕草に癒される人は多いだろうが、その一方で独特なルックスが人気のペットもいる。特に猫は強そうな顔が魅力的に映るようだ。“ヴァンパイア(吸血鬼)”や“悪魔”と呼ばれる猫や、怒りの表情を見せる猫…話題になった“強面”猫を紹介しよう。

まずはにょっきり生えた2本の歯がチャームポイントのシャムネコのミックス“ロキ(Loki)”。米ワシントン州シアトルに住むケイトリン・コークさん(Kaetlyn Koch)が動物保護施設から迎え入れたロキには、もともと“エンジェル”という名前が付いていたのだが、2本の牙を持つ強面の風貌にはそぐわないと考えたケイトリンさんが北欧神話に出てくる気まぐれで悪戯好きの神の名前に改名したそうだ。

ロキにはそのルックスから“ヴァンパイア(吸血鬼)”というニックネームでも親しまれているが、「ロキが甘えてくるのは私だけで、他の人には噛みつくこともあるのです。2本の牙もそうですが、ロキはまさしくヴァンパイアなのです」とケイトリンさん。2015年頃からケイトリンさんがロキ専用のインスタグラムにロキの写真を多数投稿するようになったが、今では49万2千超のフォロワーを誇る人気ぶりだ。

そして「ヴァンパイア」だけでなく「悪魔」と呼ばれている猫もいる。米ウィスコンシン州グリーン・ベイで暮らす猫“ピクセル(Pixel)”は、コーニッシュレックスという品種で独特のルックスをしているが、ピクセルは顔が黒い毛並みに覆われ目が爛々と輝いており、人々は「猫の悪魔だ」「エイリアンのようだ」「猫じゃなくてネズミだ」「ティム・バートンのキャラクターみたい」などと様々に表現するそうだ。

ピクセルは同じくコーニッシュレックスの“ソフィー(Sophie)”と一緒に生活していて、2匹はインスタグラムとフェイスブックを持っているが、過去には写真コンテストで入賞したこともあるという。ある日、悪魔祓いと名乗る人物から「あなたの猫には悪魔が取り憑いている。ケージに入れて祈りを捧げなさい」というメッセージを飼い主のアリソン・カルヘイガンさん(Alyson Kalhagen)は受け取ったそうだ。「時々嫌なことを言う人もコメント欄には現れるけど、全然気にしていないわ。それ以上に2匹の姿を見て笑顔になってくれる人がいるんです。これには驚きましたね。これからも『悪魔でもいい子になれるんだ』という姿を皆さんにお見せしていきたいです」とアリソンさんは前向きに語り、SNSへの投稿を続けている。

またスイスで暮らす“ジェルダン(Xherdan)”は、逆三角形の顔、大きな目と耳、しわしわで体毛がほとんどない「スフィンクス」という種類だが、そのなかでも強い怒りをにじませているような表情が印象的だ。しかし飼い主のサンドラ・フィリッピさんによると「ジェルダンは遊ぶことと寝ることが大好き」だそうで、「まるで子供のように甘えてくるわ。それに人に構ってもらうことが大好きだから、家族のそばにいてゴロゴロしていることが多いわね」と見かけによらず甘えん坊だという。

ちなみに強面の猫たちに比べて、そのような犬が話題にのぼることは少ないようだ。2019年には米ネブラスカ州の柴犬“チェスター(Chester)”が不機嫌そうな犬(グランピー・ドッグ:Grumpy Dog)として話題になった。残念ながら2020年8月1日にその生涯を終えたが、チェスターのインスタグラムには多くのファンがコメントを寄せ、彼の死を悼み、冥福を祈った。

画像は『Loki 2019年10月22日付Instagram「I’ll be doing throwbacks for awhile as Loki is being taken care of in california while I got settled in Seattle.」、2020年10月28日付Instagram「It’s that time of year!!」』『Pixel & Sophie 2021年2月2日付Instagram「#yawn」、2021年4月17日付Instagram「I don’t even ask questions anymore.」』『Xherdan the naked Cat 2020年6月13日付Instagram「good morning my friends around the world」、2019年11月11日付Instagram「hey friends, happy monday」』『Grumpy Sheeb 2020年5月9日付Instagram「Thanks @printypets!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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