欧州サッカー連盟(UEFA)は23日、ユーロ2020の会場変更を発表した。

2020年夏に開催される予定だったユーロ2020だが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて1年間の延期が決定していた。

今回のユーロは、今までにない規模での開催となり、当初はイングランド(ロンドン)、スペイン(ビルバオ)、ドイツ(ミュンヘン)、イタリア(ローマ)、オランダ(アムステルダム)、スコットランド(グラスゴー)、デンマーク(コペンハーゲン)、ハンガリー(ブダペスト)、アイルランド(ダブリン)、ルーマニア(ブカレスト)、アゼルバイジャン(バクー)、ロシア(サンクトペテルブルク)の12カ国12都市での分散開催が予定されていた。

しかし、新型コロナウイルスの感染は未だ収まっておらず、国や地域によっては感染が広がっている状況が継続。さらに、ヨーロッパのサッカーではほとんどのリーグ無観客で今シーズンを終えようとしている状況となっている。

UEFAは23日にオンライン会議を実施。その中で開催地変更を含めた新たな取り決めがいくつか生まれたことを発表した。

まず、開催地についてはスペインのビルバオで開催される4試合が全てセビージャで開催されることに決定。これは、ビルバオでの開催となった場合に無観客になることが決定していたが、アンダルシア自治州が4試合においてスタジアムの30%以下の収容人数を認めることを決めたため、スペインサッカー連盟(RFEF)の許可を得て、セビージャにて開催されることとなった。

また、アイルランドのダブリンで行われる予定だったグループEの3試合は、全てロシアサンクトペテルブルクで開始されることに。さらに、ダブリンで予定されていたラウンド16の1試合は、ロンドンで開催されることとなった。

その他、ミュンヘンでは、7万人収容のアリアンツ・アレナでの開催となるが、最低1万4500人の観客動員が認められることとなった。

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