【元記事をコミックナタリーで読む】

劇場版「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」より、本日4月24日から展開される15秒のテレビスポット2種が公開された。

【大きな画像をもっと見る】

今回公開されたのは「ストーリー編」「モビルスーツ編」と題された2つの映像。「ストーリー編」では銃を手に走る主人公ハサウェイ・ノアの緊迫感溢れる映像や、複雑な表情でギギ・アンダルシアと抱き合うハサウェイの姿などを観ることができる。一方「モビルスーツ編」では、Ξガンダムペーネロペーが火花を散らす激しい戦闘の一部が切り取られた。

また、ハサウェイ役の小野賢章、ギギ役の上田麗奈、ケネス・スレッグ役の諏訪部順一、レーン・エイム役の斉藤壮馬からコメントも到着。それぞれが、初めて台本を読んだときの感想や、役を演じるにあたって意識したことなどを振り返っている。「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は5月7日に全国公開。

小野賢章(ハサウェイ・ノア役)コメント

出演が決まったときの気持ち

誰もが知っていて、誰もが憧れるガンダム作品に参加できることが決まった時は、とても嬉しかったです。と同時に押し寄せてきたプレッシャーがすごかったのを覚えています。それだけ歴史が長く、皆様に愛されている作品だということを改めて思いました。

初めて台本を読んだときの感想、役を演じるにあたって意識したこと

作品全体を通して、台詞が少なめかな? という印象を受けました。多くを語らない。お互い裏の読み合いというか。初めて台本を読んだ時は、これは大変だぞ…。と感じました。なので、小説を読み込んだり、監督やプロデューサーとよく話し合いながら役を作っていきました。ハサウェイを演じるにあたって、1番意識した部分は青臭さです。ハサウェイを若く青臭さの残った人物にしたいという監督の意思を汲み取れるよう意識して演じました。

「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」を楽しみにしているファンへのメッセージ

何度も話し合い、ものすごく丁寧に作り上げた作品です。僕自身、完成した映画を観るのがとても楽しみです。言動や顔の表情、目線、すべてに意味や意図がありますので、何度も観て考察していただけたら嬉しいです。「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」、是非映画館の大きなスクリーンで見ていただきたい作品です。

上田麗奈(ギギ・アンダルシア役)コメント

出演が決まったときの気持ち

オーディションは全く手応えの無いまま終わってしまっていたので、決定のご連絡を頂いた直後はとても驚きましたし、すごく嬉しかったです。ただ時間が経つに連れて、様々なプレッシャーや不安も大きくなっていって。ご連絡をいただいた日から、今作に至るまでの物語を予習したり、色んな方にお話を伺ったり、一生懸命準備をしはじめたのを覚えています。

初めて台本を読んだときの感想、役を演じるにあたって意識したこと

初めて台本を読んだ時は、「……もう一回読もう。」と思いました。想像以上に“人間”のお話だったので、文字から思い描ける絵の動きに可能性がありすぎたということもありましたし、ギギの、安定している様に見えて不安定な一面が、どうして見受けられるのか、しっかり理解できなかったということも理由のひとつでした。ただ現場で監督方のお話を伺うと、分からなかったことがどんどん解決されていって。本番では、ギギが脆い人である原因を意識しながら頑張りました。

「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」を楽しみにしているファンへのメッセージ

収録が始まる前、時間をかけながらすごく丁寧に、作品や登場人物達のことを説明をして下さいましたし、収録中も、お芝居の方向性やアプローチに対して監督方の中でどんどんアイデアが生まれてくるのを、目の当たりにしていました。
ぜひ一緒に、ハサウェイやギギ達の事を見守って頂けますと幸いです。

諏訪部順一(ケネス・スレッグ役)コメント

出演が決まったときの気持ち

逆襲のシャア」を劇場で観たのは高校生の時。そして、平成元年に上巻が発売された「閃光のハサウェイ」の小説とは、刊行当時に出会っています。あれから三十年以上の時が流れ、時代は令和となりましたが、今でもガンダムはもちろん大好きです。本作に関わることができると決まった時は、心からうれしく思いました。

初めて台本を読んだときの感想、役を演じるにあたって意識したこと

ただ小説をなぞっていく感じではなく、映像作品ならではの面白さがきちんと盛り込まれた構成になっていると台本を読んで思いました。演じる上では、本作におけるケネスの立ち位置、在り方をしっかり固めるべく努めたわけですが、ハサウェイ&ギギと一緒に収録することができたお陰もありそれは果たせたのではないかと。早く続きを演じたいです。

「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」を楽しみにしているファンへのメッセージ

当初の予定よりもかなり公開が遅れることとなってしまいましたが、多くの皆様がお待ちくださっていることを心よりありがたく思っております。違いのわかる大人の皆様にも御満足いただけるクオリティの作品に仕上がりました。ぜひ劇場でお楽しみいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

斉藤壮馬(レーン・エイム役)コメント

出演が決まったときの気持ち

レーンのオーディションを受けた際、音響演出の木村さんから「レーンは才能があるが、ハサウェイと比べてまだ青い若武者のようなイメージで演じてください」というディレクションをいただいたことをよく覚えております。たくさんのパターンを試させていただきながら、正直あまり手応えはなかったのですが、その分決まりましたと聞いたときは本当に嬉しかったです。同時に、この大作にレーンの声として参加させていただく責任も感じました。すでに収録をスタートさせていらっしゃるメインキャストの皆さんからも、現場の熱量がものすごいと伺っていたので、自分の持てるエネルギーをしっかりと注ぎ込まなければならないな、と気を引き締めました。

初めて台本を読んだときの感想、役を演じるにあたって意識したこと

ぼくは出番の関係で皆さんよりも少し遅れて台本をいただいたのですが、きちんと読み込んで過不足なく流れを咀嚼する必要のある台本だと感じました。ハサウェイたちがナチュラルかつ複雑な会話劇を展開してゆく一方で、レーンはある種若さゆえのまっすぐさ、大胆さが求められるのではないだろうか、とも。特に最初にハサウェイと相対するシーンでは、ひとつひとつ状況を冷静に分析して戦うハサウェイに対し、自信があるが実戦経験が浅いゆえに翻弄されてしまうレーンという構図が浮き彫りになります。己の未熟さと悔しさをバネにレーンが今後どう成長してゆくのかというのも、このドラマの見どころのひとつなのではないでしょうか。小野賢章さんと一緒に収録ができたのですが、実際に演じられているのを見て、やはりハサウェイは本当に難しいキャラクターだなと痛感しました。あのシーンは直接掛け合えたからこその熱量が込められたのではないかなと思っています。

「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」を楽しみにしているファンへのメッセージ

改めまして、この度レーン・エイムの声を担当させていただくことになりました、斉藤壮馬と申します。多くの方に深く愛されているガンダムシリーズに声優として関わらせていただけますこと、本当に幸せに思っております。本作でのレーンは、ハサウェイと比べてまだ若いけれども伸び代を大いに感じさせるキャラクターとして描かれています。ぼく自身も、彼との歩みを通して成長してゆけるよう、毎回のアフレコに全力で臨みたいと思います。本公開まで今しばらくお待ちいただき、ぜひ多くの方に彼らの物語を直接体感していただきたいと思っております。何卒よろしくお願いいたします!

「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」

2021年5月7日(金)全国ロードショー / Dolby Cinema、4D同時公開

スタッフ

企画・製作:サンライズ
原作:富野由悠季矢立肇
監督:村瀬修功
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン:pablo uchida、恩田尚之、工原しげき
キャラクターデザイン原案:美樹本晴彦
メカニカルデザイン:カトキハジメ、山根公利、中谷誠一、玄馬宣彦
メカニカルデザイン原案:森木靖泰
音楽:澤野弘之
配給:松竹ODS事業室

キャスト

ハサウェイ・ノア小野賢章
ギギ・アンダルシア上田麗奈
ケネス・スレッグ:諏訪部順一
レーン・エイム斉藤壮馬

アムロ・レイ古谷徹

ガウマン・ノビル津田健次郎
エメラルダ・ズービン:石川由依
レイモンドケイン落合福嗣
イラム・マサム:武内駿輔
ミヘッシャ・ヘンス:松岡美里
ミツダ・ケンジ:沢城千春
メイス・フラゥワー:種崎敦美
ハンドリー・ヨクサン:山寺宏一

種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。

「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」ポスター (c)創通・サンライズ