明治安田生命J1リーグ第11節、横浜F・マリノスvs横浜FCが24日に日産スタジアムで行われ、5-0で横浜FMが圧勝した。

前節はフライデーナイトJリーグ北海道コンサドーレ札幌と対戦した横浜FM。先制される嫌な流れだったが、選手交代をキッカケに3連発。ラスト10分で試合を決めることに成功した。 開幕戦で川崎フロンターレに2-0で敗れたものの、その後のリーグ戦は8戦無敗。YBCルヴァンカップの3試合も負けておらず、公式戦無敗は「11」に伸びている。

対する横浜FCは新体制4試合目。前節のベガルタ仙台戦は初ゴールを含む2得点で勝利目前に迫っていたが、終盤に2失点し痛恨のドロー。その後のルヴァンカップ浦和レッズ戦も敗れて、3試合未勝利となっている。

横浜FMのフォーメーションは[4-2-1-3]。スタメンは前節から松原が外れティーラトンが入った。一方の横浜FCは[4-4-2]の布陣でスタメン変更は4人。南、田代、ジャーメイン、渡邉に代わり、六反、武田、伊藤、クレーベが起用された。

だが、横浜FCはいきなり予想外の展開となる。キャプテンの齋藤が左腕を負傷し続行不可能に。手塚がスクランブル投入されることになった。

そんな横浜FCに対して、ホームの横浜FMが下馬評通りに攻め立てていく。14分に扇原、20分にはCKからチアゴ・マルチンスがヘディングシュートと豊富な攻撃バリエーションを見せる。

相手のシュートを24分の伊藤のそれのみに抑える中で迎えた29分、ボックス左に侵入したオナイウ阿道が袴田にスライディングタックルで倒されPKを獲得。これをマルコス・ジュニオールが決めて、先制に成功する。

さらにその5分後の34分、右CKのシーンでマルコス・ジュニオールが上げたクロスをオナイウ阿道がヘディングシュート。これはGKに止められてしまうものの、こぼれ球を自ら押し込んで追加点を挙げた。

後半も横浜FMのペースで進む。シュート数こそ増えないものの、相手をほとんどゴール前に釘付けにし、幾度もチャンスを作っていく。60分に相手のセットプレーから一時ピンチを迎えたものの、仕事の少ないGK高丘も集中を切らさず好プレーを見せる。

すると68分、右サイドでボールを持ったマルコス・ジュニオールの絶妙なスルーパスにオナイウ阿道が反応。飛び出してきたGKを振り切ると、ボックス中央で持ち直して冷静にゴールに流し込んだ。

この直後の飲水タイムで横浜FMは殊勲のオナイウ阿道マルコス・ジュニオール、喜田を下げて、天野、水沼、渡辺を投入。その2分後の71分、左サイドのエウベルの仕掛けから、ボックス左で水沼から扇原へワンタッチでパスが繋がると、最後はその折り返しを前田が押し込んで、大量4点目を奪った。

勝利を確実なモノとしたホームチームは、77分に前田を下げて、20日にチームに合流したばかりの新加入FWレオ・セアラを投入。その直後、左サイドのエウベルが中央へ入れたグラウンダーのパスが相手に当たってルーズボールになると、これを拾ったレオ・セアラがシュートを突き刺し、初出場でファーストタッチからゴールを決めた。

嬉しいプレゼントまで付いてきた横浜FMが、残りの時間も相手に流れを渡すことなく試合をクローズ。5得点圧勝を収めた。

横浜F・マリノス 5-0 横浜FC
横浜FM
マルコス・ジュニオール(前29)
オナイウ阿道(前34)
オナイウ阿道(後23)
前田大然(後26)
レオ・セアラ(後33)

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