プレミアリーグ第33節が24日に行われ、ウェストハムとチェルシーが対戦した。
勝ち点55ポイントで並ぶ4位チェルシーと5位ウェストハムの“ロンドン・ダービー”。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得へ向け、重要な上位対決となった。前回対戦ではチェルシーが3-0で勝利している。
立ち上がりから主導権を握るチェルシーは4分、メイソン・マウントからのクロスにティモ・ヴェルナーが右足で合わせるが、枠を捉えることはできない。さらに10分にマウントが、15分にクリスティアン・プリシッチがエリア内から狙うが、いずれも得点には結びつかない。
ウェストハムは36分、FKの流れからエリア内のトマーシュ・ソウチェクがシュートに持ち込むと、ボールはブロックに入ったセサル・アスピリクエタの腕に当たったかのように思われた。しかし、VARが介入した結果、PKは与えられなかった。
試合を動かしたのはチェルシーだった。43分、カウンターから中央のヴェルナーを経由して左サイドのベン・チルウェルに展開すると、ダイレクトの折り返しにヴェルナーが右足で冷静に合わせ、ゴール右に流し込んだ。
1点リードで後半へ折り返したチェルシーは55分、マウントがエリア手前から右足でシュートを放つと、GKウカシュ・ファビアンスキがこぼす。これに素早く反応したヴェルナーが左足で狙ったが、角度のないところからのシュートはゴール右に外れ、追加点とはならない。
1点を追うウェストハムは60分、エリア手前からライアン・フレデリックスが狙うと、こぼれ球をジェシー・リンガードが右足でシュート。立て続けにチェルシーゴールを脅かしたが、得点につなげることはできなかった。ウェストハムは79分、ファビアン・バルブエナがボールを蹴った勢いのままスパイクの裏でチルウェルの脚を蹴り、一発レッドカードで退場となる。
試合はこのまま終了。チェルシーがウェストハムとの直接対決を制し、CL圏内をキープした。ウェストハムは今季初の連敗となった。
次節、ウェストハムは5月3日にアウェイでバーンリーと、チェルシーは同月1日にホームでフルアムと対戦する。
【スコア】
ウェストハム 0-1 チェルシー
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