杉咲花がヒロイン・千代を演じている連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)。4月26日放送の第101回で、ドラマはガラリと雰囲気を変えた。ラスト1分で描かれた千代の近況に、視聴者から驚きの声が上がった。(以下、ネタバレがあります)

【写真を見る】34年前の栗子(宮澤エマ)。まさか千代(杉咲花)との再会があろうとは…

■失踪した千代の近況に驚き!

千代に訪れた新たな挑戦が描かれる第21週「竹井千代と申します」(第101~105回/4月26~30日)。幕開けは、千代のいない道頓堀だった。昭和26(1951)年2月、千代が姿をくらましてから1年が過ぎていた。

その頃、NHK大阪では、「お父さんはお人好し」というラジオドラマの企画会議が開かれていた。脚本家の長澤(生瀬勝久)は、ひとりでも多くの人に聴いてほしいからと、お母さん役に全国的に有名な女優を推していた。しかし、お父さん役の花車当郎(塚地武雅)は、「僕は竹井千代とやりたいんですわ」と、自分の相手役をやってほしいと強く主張。そのため、スタッフは千代を捜索していた。

肝心の千代が画面に登場したのは、ラスト1分。路地の小さな家から「せかな遅刻しますで」と出てきた千代。奥で三味線を弾く女性に「ほな栗子さん、行ってきます」と声をかけ、出てきた少女(毎田暖乃)とともに出かけて行った。

女性は栗子(宮澤エマ)だった。栗子といえば、千代が9歳の時に父・テルヲ(トータス松本)の後妻として現れ、子ができたからと千代を奉公に出した、つまり千代を追い出した張本人だ。

それから34年。千代の人生に一度も姿を見せることのなかった栗子がいま、千代と生活を共にしている。衝撃の展開に、視聴者からは「ノーマークの栗子さん再登場に衝撃の朝」「えっどういうこと!?」「2人がどうやってつながったのか、千代が栗子さんにどういう感情を持ってるのか…詳細が早く知りたい」といった声が続々と上がり、Twitterでは「栗子さん」が一時、トレンド5位まで浮上した。

■「ののちゃん再登場やった!」の声

また、共に暮らしていると思われる少女・春子を演じているのは、第1~2週で千代の幼少期を演じた毎田暖乃(まいだ・のの)ちゃん。暖乃ちゃんにも「ちび千代ちゃん再登場やった!」「すごく上手な子だったからまた出てくれて嬉しい!」の声が飛び交った。

第1週では宮澤演じる栗子が暖乃ちゃん演じる千代といがみ合うシーンが強烈な印象を残したが、栗子と春子はどうやら家族として仲良く暮らしている様子。そんな場面に「宮澤エマちゃんと毎田暖乃ちゃんが仲良さそうなシーンがあってよかった。あの時はやりあう場面ばかりだったから…」と感慨深げな声も上がった。

千代と栗子がなぜともに生活することになったのか、春子と栗子、千代の関係は…。気になることばかりだった第101回。続く第102回は4月27日(火)に放送する。

当郎の熱意に心を動かされ、脚本家の長澤も千代のことが気になり始める。その矢先、スタッフが失踪中の千代の居場所を突き止め、本人と接触する。しかし千代は、自分は竹井千代ではないと否定する。

「おちょやん」第102回より/(C)NHK