セリエA第33節のラツィオvsミランが26日に行われ、3-0でラツィオが勝利した。

共にミッドウィークに連勝のストップした6位ラツィオ(勝ち点58)と、3位ミラン(勝ち点66)がラツィオの本拠地スタディオ・オリンピコで激突した一戦。

チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得へ負けられないラツィオは、ミッドウィークに大敗を喫したナポリ戦のスタメンからファレスに変更した以外は、同じスタメンを採用。2トップにはコレアとインモービレが並んだ。

一方、ミッドウィークに行われたサッスオーロ戦で痛恨の逆転負けを喫したミランは、その試合からスタメンを3人変更。レオンやメイテ、ダロトに代えてベナセルやテオ・エルナンデスに加え、マンジュキッチが移籍後初スタメンとなった。

開始早々にチャノハノールのシュートで幕を開けた一戦は、直後にスコアが動く。2分、ベナセルのトラップミスを見逃さなかったコレアが中盤でボールを奪うと、インモービレとのパス交換からボックス内まで抜け出すと、GKまでかわして無人のゴールにシュートを流し込んだ。

先制したラツィオは、5分にもセットプレーのこぼれ球からインモービレに決定機が訪れたが、シュートはGKドンナルンマの好セーブに防がれた。さらに12分には、再びコレアがミランゴールに迫ったが、これは枠の上に外れた。

劣勢が続いたミランは31分、ケシエのパスをバイタルエリア中央で受けたサーレマーケルズが2タッチではたくと、ボックス左でパスを受けたチャルノールがチャンスを迎えたが、シュートはGKレイナのセーブに阻まれた。

ピンチを凌いだラツィオは43分、自陣でのクリアボールからカウンターを仕掛けると、コレアのパスで抜け出したラッツァーリがゴールネットを揺らしたが、VARによりオフサイドの判定となりゴールは取り消された。

迎えた後半、先にスコアを動かしたのはリードするラツィオ。51分、自陣でチャノハノールからボールを奪ったルーカス・レイバのロングパスを前線で受けたコレアがドリブルで仕掛けると、ゴールエリア右横まで切り込みニアサイドにシュートを突き刺した。

後半も早々に失点したミランは、63分にマンジュキッチとサーレマーケルズを下げてレオンディアスを投入。さらに69分にはベナセルとカラブリアを下げてトナーリとダロトを、73分にはケアーを下げてロマニョーリをピッチに送り出し、交代カードを使い切った。

しかし、再び決定機を迎えたラツィオだった。80分、L・アルベルトの縦パスを最前線で受けたインモービレがボックス手前からGKドンナルンマの頭上を越すループシュートを狙ったが、これは左ポストを直撃した。

さらにラツィオは87分、ラッツァーリのパスをペナルティーアーク右横で受けたインモービレがボックス内まで持ち上がりゴール左隅にシュートを突き刺した。

結局、試合はそのまま3-0でラツィオが勝利。ミランとの上位対決を制したラツィオは、CL出場圏内の4位ユベントスとの勝ち点差を5ポイントに縮めている。

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