凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、壁や建具などに使用する「抗ウイルス・抗菌対応オレフィン化粧シート」で、新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)を試験株に用いた抗ウイルス性能評価試験を行い、ウイルス数の大幅な減少を確認しました。
 
 このたび、凸版印刷は「101 ECO SHEET」などで2020年9月より製造・販売しているオレフィン製「抗ウイルス・抗菌化粧シート」を一般社団法人日本繊維製品品質技術センター(所在地:東京都中央区、理事長:山中 毅、以下QTEC)に、抗ウイルス性能評価試験を委託し、ISO21702にもとづいた新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)を試験株に用いた、時間経過によるウイルス粒子数の変化を確認する試験を行いました。その結果、接種直後と比較して、24時間後に感染性ウイルス粒子が、99%以上減少していることを確認しました。

(左)「101 ECO SHEET」「101 REPREA(R)」を施工した室内のイメージ、(右)抗ウイルス・抗菌クリアシートをスイッチに貼ったイメージ
■ 試験概要
(1)試験機関 :一般財団法人日本繊維製品品質技術センター
(2)試験方法 :ISO21702
オレフィン製化粧シートの表面に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)懸濁液を滴下し、その上にフィルムを密着させ、25℃で24時間静置した後、シートから液を洗い出し、感染性ウイルス粒子の数を測定。
(3)試 験 株 :Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2)
(4)試験対象 :当社の抗ウイルス・抗菌対応オレフィン化粧シート
(5)試験結果 :感染性ウイルス粒子数が、接種直後を100とした相対値評価で24時間後に0.26


〈ご注意〉
●抗ウイルス加工は、病気の治療や予防を目的とするものではありません。
●本製品は感染予防を保証するものではありません。
●掲載しているデータは試験結果であり、保証値ではありません。また、実際の使用状況で同様の効果を保証するものではありません。
●試験機関での結果であり、実際の使用状況で同様の効果を保証するものではありません。
●医薬品や医療機器などの医療を目的とした製品ではありません。
●試験に使用したSARS-CoV-2は変異株ではありません。


■ 今後の目標
凸版印刷は建具や床材、壁材、什器(机・家具)などの表面に使用される化粧シートの高機能化を推進し、住宅市場をはじめオフィス、商業施設、医療施設、公共施設などにも展開します。また、国内のみならず海外市場へも積極的に拡販を進め、2022年度に関連受注も含め約700億円の売上を目指します。



* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。


以 上

配信元企業:凸版印刷株式会社

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ