マンチェスター・Uエド・ウッドワード副会長兼最高経営責任者(CEO)の自宅が襲撃されたようだ。イギリス紙『スカイスポーツ』が伝えている。

 マンチェスター・Uは18日、レアル・マドリードなどとともに欧州の強豪12クラブによる欧州スーパーリーグ(ESL)の創設を発表した。しかし、参加クラブの選手やサポーター、大会不参加のクラブをはじめ、FIFA国際サッカー連盟)やUEFA欧州サッカー連盟)、各国連盟などの反発を受けて撤回の声明を出していた。

 だが、一部のサポーターは撤回だけでは不満が収まらず、練習場に横断幕をもって侵入しオーナーのグレイザー家へ抗議。同メディアによると、ウッドワード氏も標的となった模様だ。ESL参加を表明したクラブへの抗議のため22日、覆面をしたデモ隊がチェシャーにある同氏の家を襲撃し家の前の門を破壊したという。なお、家にはだれもいなかったようだ。

 また、チェシャー警察は『スカイスポーツ』の取材に「事件のことは知らされていない」と応じたという。

 現在49歳のウッドワード氏は、2005年に現オーナーのグレイザー家がクラブ買収した際に貢献。2012年から現職に就任しチームの強化に尽力していたが、2021年限りで退任することが決まっている。

退任が決まっているウッドワード氏 [写真]=Getty Images