春はいろんなことをスタートする季節。ジムに入会するなどダイエットを始めるきっかけにはいい時期だと思います。しかし、身体的には気温が高くなる前の春こそがダイエットするためのラストチャンスになります。今回は、今こそダイエットを始めるべき理由と、始める人へのオススメトレーニンをご紹介します。

エクササイズ
イメージです(以下同じ)

季節によって痩せる・太るが変わる?

 ジムの入会率が高まるのは、年が変わる1月や新年度が始まる4月などです。これらは暦の切り替えの時期によるものですが、人間の生物学的な観点ではダイエットにチャレンジするべき時期は異なります。

 人間の身体は代謝によって体重が変化します。冬は気温が低いために体温を高めようと代謝が高くなります。しかし、夏は気温が高いために少しでも体温を上げさせないように代謝を低くします。この機能によって「冬は痩せやすく、夏は太りやすい」という傾向が生まれています。

 これから気温が上がって夏に近づくと身体は、やせにくい時期になってしまいますから、始めるには今がラストチャンスになります。

さらに代謝アップするには

トレーニング

 春は代謝が高い状態のラストチャンスですが、さらに高い代謝を保つためには、効率の良い筋トレがおすすめです。

【1:朝トレ】
 ここ数年、欧米では早朝からジムで筋トレするのが起業家や経営者の間でブームになっているようです。それは身体的構造の観点からも、メリットがあります。

 それにより、筋トレ(無酸素運動)中に取り入れることのできなかった酸素を筋トレ後に一気に吸い込んで消費します。また、筋トレ中に発生した乳酸がより増えた状態だと筋肉を増やすための成長ホルモンが脳からたくさん分泌されます。

 これらを「アフターバーン効果」と呼び、朝トレを行うことで、代謝の高い状態をキープできるのです。

【2:背筋を狙う】
 身体の背中側にある筋肉はそれぞれの面積と体積が大きく、その分だけ使うと代謝を高めることが期待できます。起き上がりの腹筋運動や腕立て伏せなど身体の前側を鍛えるトレーニングポピュラーですが、背中を鍛えるトレーニングメニューは慣れない方が多いため、どうしても盲点になりやすいです。

 また、デスクワークが続く若者は猫背が多くなって背中側の筋肉が弱っています。積極的にトレーニングして代謝を上げていきましょう。

午前中にチャレンジしたいエクササイズ

 ここからは実際に代謝を高めるエクササイズをご紹介します。

ラットプルダウン

① 直立したら両腕を上げます。

エクササイズ

② 胸を張ってから肩甲骨同士を寄せるように背中に力を入れます。

エクササイズ

③ 背中の力を緩めないように気をつけながら肘をゆっくりと下に下ろします。この時にうまく胸を張らずに肩甲骨を寄せた状態で肘を下げると肩周りに無駄な力が入ります。②の手順を慎重に行いましょう

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④ 肘を下に引き切ったら一度キープをしてゆっくりと元の位置に戻します(15回2セット)。

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 ガッツポーズを作るような簡単な腕の上げ下げ運動ですが、ポイントは肘周りに力を入れるのではなく背中、特に肩甲骨周りに力を集めてゆっくりと行うことですテンポ良く腕を動かしてしまうと、運動効果が薄く、筋肉に刺激が入らないだけでなく、乳酸も発生しなくなるため、運動後の代謝を期待することはできません。

 また、マシンなどの荷重負荷をかけない運動のため、回数を少し多く設定しています。10回から15回くらいを続けて行うと、肩や背中に効果を感じてパンパンになってくると思います。その状態になったところから1、2回頑張って続けることで本来の狙った効果を受けられますから、楽なところで終わらぬよう気をつけましょう。

TEXT/柔道整復師・パーソナルトレーナー ヒラガコージ>

【ヒラガコージ】

柔道整復師/パーソナルトレーナースポーツクラブインストクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスパーソナルトレーナーとして活動中。公式「Amebaブログ」更新中