日本代表FW浅野拓磨(26)は2日、自身のブログ内でパルチザンとの契約を解除したことを発表した。

浅野はブログで以下の声明を発表している。

「私、浅野拓磨はこの度パルチザン ・ベオグラードとの選手契約を解除しました

「この決断をするにあたり、凄く悩みましたがクラブによる度重なる給与等の未払い(今現在も相当額の未払いがあります)、またそれに対する不誠実な対応によりクラブからのリスペクトを感じられなくなってしまった事がこの決断の理由です」

「パルチザンは自分にサッカー選手としてのチャンスを与えてくれたクラブであり、とても大切なクラブです」

「ベオグラードに呼んでくれたサヴォ・ミロシェヴィッチ監督、いつも信頼して後押ししてくれたアレクサンダル・スタノイェヴィッチ監督。大好きなチームメイト、チームスタッフ。そしてどんな時も応援してくれたサポーター」

「ベオグラードで出逢った全ての人に感謝しています」

2013年にサンフレッチェ広島でプロデビューした浅野は、2016年夏にアーセナルへ一気にステップアップ。直後からシュツットガルトハノーファーへのローンで武者修行に励むも、アーセナルでのデビューは果たせないまま、2019年夏にセルビア1部のパルチザンへ完全移籍した。

2年目を迎えていた今シーズンは、リーグ戦33試合の出場で18ゴール8アシストと大活躍。欧州1部リーグでは日本人最多得点で、8月に行われた第5節のインジヤ戦ではハットトリックを達成していた。

現行契約はあと1年残っていたが、本人曰く、給与未払いやクラブの不誠実な対応から契約解除を決断。リーグ戦を4試合残してチームを去ることになった。

なお、2位に付けるパルチザンと首位のツルヴェナ・ズヴェズタは12ポイント差のため、優勝はほぼ不可能となっている。

サムネイル画像