毎週日曜日に放送されている討論バラエティ番組『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)に準レギュラーとして出演している評論家の田嶋陽子の発言が毎回のように物議を醸している。

 90年代から男女格差について訴え、日本のフェミニズムの先駆者とも言える田嶋。現在もコメンテーターとして幅広い番組に出演。近年のフェミニズム運動の急速な盛り上がりで再評価されている人物でもあるが――。

 「とはいえ、極端すぎる発言が番組視聴者から疑問の声を集めることもしばしば。今年だけでも田嶋の過激発言はかなり多くあります。1月17日放送回では、日本の少子高齢化がテーマになった際、『日本の結婚制度の中身っていうのは、奴隷制度だよね』と断言。その理由について、『日本は家事労働、育児、介護全部タダ働きだよ!?』と指摘しましたが、視聴者は『いつの時代の話してるんだよ…』『いまだ昭和以前の感覚』とドン引きしていました」(芸能ライター)

 そうした価値観からか、女性の自立について訴え続けている田嶋。しかし、それが行きすぎて4月18日放送回では専業主婦の是非を巡り、出演者と討論に発展していた。

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 「問題となったのは、日本経済界における女性の活躍をテーマに討論した際の一幕。田嶋は『日本の戦後の経済成長っていうのは専業主婦制度を作ったから』と断言。その理由について、女性が家庭に入って家を支えたことで男性がその分働くことができ、戦後の日本経済の発展につながったと説明しました。しかし、その専業主婦について田嶋は『罪作り』とまで表現。これに対しMCの黒木千晶アナウンサーは母が専業主婦で自身を育ててくれたと明かし、『私の母の生き方を否定することになるので“罪作り”は違う』と反論しました。しかし、田嶋は専業主婦になる女性について『洗脳されて生きてきた』と暴言。出演していた作家の竹田恒泰氏も『田嶋さんの生き方は自由だけど、他人を不幸であるかのような言い方は失礼』と呆れていました」(同)

 また、討論の中で男性出演者が喋っている最中に「男の意見はいらない」と切り捨てるといった男性蔑視発言も珍しくない田嶋。2月14日放送回では、慶応大学名誉教授でパソナ会長の竹中平蔵氏が話している際に横やりを入れ続け、竹中氏が意に介さず話し続けると、話を中断しなかったことに腹を立てたのか、「日本の男は鈍感!」と言い放つ場面もあった。

 あまりにも極端な意見が多すぎる田嶋。これらの発言に女性から批判が集まることも珍しくなく、ネットからは「こういう人が女性代表みたいな顔してると困る」「この人はいつの時代を生きてるんだ?」といった声を集めている。

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