「弾丸小国」とは、「小さな国」を意味する中国語であり、特に日本を指してこの単語を用いる中国人は多い。しかし、中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本は決して弾丸小国ではないと説明する動画を配信した。

 中国人配信者は、まず最初に世界の主要国を比較すれば日本の国土面積が「小さくない」ことがわかるとし、日本の国土面積はドイツ、英国、イタリアを超えると紹介。またかつての日本は米国に次ぐ世界第2位の経済大国であり、現在も日本の国内総生産(GDP)は英国、フランスドイツイタリアカナダロシアを超えていると紹介した。

 では、人口はどうだろうか。日本の約1億2600万人という人口は世界第11位の多さであり、また、ロシアを除くヨーロッパで「億」を超える人口を擁する国家は1つもないと指摘し、従って、日本は世界の「人口大国」の1つに数えられると説明した。

 さらに、日本の領海と排他的経済水域の合計は約447万平方キロメートルという圧倒的な広さであるとし、これは中国の国土面積の半分ほどに相当する驚くべき広さだと強調、この事実からすれば日本は「大国」と呼ばれてもおかしくないと論じている。

 また、日本企業の平均寿命は23年ほどで、中国では大企業であっても寿命が7ー8年ほどしかなく、中小企業ともなれば寿命が2.5年ほどしかないと言われていると紹介。こうした点からは、日本と中国の総体的な企業の実力には「雲泥の差」があることがわかるとしている。

 日本の国土が縦長の形状であることや、ロシアと中国という国土面積の大きな国の近くに位置しているため、「視覚的」には日本が「小さな国」に見えるとしても、様々なデータを客観的に分析すると日本は決して弾丸小国ではないことがわかると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

「視覚的には小国」に見える日本、データから見たら「大国だった」=中国