近年、新型コロナウイルスの影響で生活用式に変化がありました。どこに行くのにもマスクが必要、お店や施設に入るときには検温が必須な場合もあります。

現金に触れることによる感染を防ぐために、キャッスレスが普及しつつあります。コロナ禍をきっかけに、キャッシュレス化を進めた人も多いのではないでしょうか。

クレジットカードキャッシュレスの一つで、電子マネーなどと比較すると使用している人が多いキャッシュレスの一つです。クレジットカードの普及が進んでいるなかで、不正利用による被害が多いことも事実としてあります。

今回は日本クレジット協会の「クレジット関連統計」の「クレジットカード不正利用被害額の発生状況」をもとに、クレジットカードの不正利用の被害総額を紹介していきます。

2020年(1月〜12月)のクレジットカード不正利用の被害総額は251.0億円

日本クレジット協会の「クレジット関連統計 クレジットカード不正利用被害額の発生状況」によると、2020年(1月〜12月)のクレジットカード不正利用の被害総額は251.0億円であることがわかりました。

ここからは、年度別の被害総額と、内訳をみていきましょう。

クレジットカード不正利用被害の発生状況

2014年(1月〜12月):クレジットカード不正利用総額(114.5億円)
┗偽造カード被害額:19.5億円/構成比(17.0%)
┗番号盗用被害額:63.7億円/構成比(58.8%)
┗その他不正利用被害額:27.7億円/構成比(24.2%)

2015年(1月〜12月):クレジットカード不正利用総額(120.9億円)
┗偽造カード被害額:23.1億円/構成比(19.1%)
┗番号盗用被害額:72.1億円/構成比(59.7%)
┗その他不正利用被害額:25.6億円/構成比(21.2%)

2016年(1月〜12月):クレジットカード不正利用総額(140.2億円)
┗偽造カード被害額:30.6億円/構成比(21.6%)
┗番号盗用被害額:88.9億円/構成比(62.6%)
┗その他不正利用被害額:22.5億円/構成比(15.8%)

2017年(1月〜12月):クレジットカード不正利用総額(236.4億円)
┗偽造カード被害額:31.7億円/構成比(13.4%)
┗番号盗用被害額:176.7億円/構成比(74.8%)
┗その他不正利用被害額:28.0億円/構成比(11.8%)

2018年(1月〜12月):クレジットカード不正利用総額(235.4億円)
┗偽造カード被害額:16.0億円/構成比(6.8%)
┗番号盗用被害額:187.6億円/構成比(79.7%)
┗その他不正利用被害額:31.8億円/構成比(13.5%)

2019年(1月〜12月):クレジットカード不正利用総額(273.8億円
┗偽造カード被害額:17.8億円/構成比(6.5%)
┗番号盗用被害額:222.9億円/構成比(81.4%)
┗その他不正利用被害額:33.1億円/構成比(12.1%)

2020年(1月〜12月):クレジットカード不正利用総額(251.0億円)
┗偽造カード被害額:8億円/構成比(3.2%)
┗番号盗用被害額:223.6億円/構成比(89.1%)
┗その他不正利用被害額:19.4億円/構成比(7.7%)

クレジットカード不正利用被害の傾向とは

2017年以降、クレジットカードの被害総額は増えている傾向にあります。なかでも増えているのは番号盗用被害額です。2016年の番号盗用被害額は88.9億円でしたが、2017年は176.7億円、2018年187.6億円となり、2019年222.9億円、2020年223.6億円と200億円を上回っています。

一方で偽造カード被害額は2018年以降減っている傾向にあります。2017年の偽造カード被害額は31.7億円でしたが、2018年は16.0億円、2019年は17.8億円2020年には8.0億円と10億円を下回っています。

偽装カードがつくりにくくなり、番号を盗用してインターネットなどで不正利用するケースが多くなってきていることが考えられます。

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まとめにかえて

日本クレジット協会の「クレジット関連統計」の「クレジットカード不正利用被害額の発生状況」によると、2020年(1月〜12月)のクレジットカード不正利用の被害総額は251.0億円であることがわかりました。番号盗用被害額で、223.6億円構成比は89.1%を占めます。

また近年、不正利用のなかでも、偽造カード被害額が減少、番号盗用被害額が大幅に増加している傾向にあります。

クレジットカードを利用する際は不正利用に強いクレジットカードを使っていくべきであることは明白です。少しでも参考になれば幸いです。

参考資料