些末なことを含めば、みんな違うのがあたりまえな人間なので、そういう人がいたっておかしくはない。
超安産型の人がトイレで産み落とすといったケースは聞いたことがあるが、自分の妊娠にまったく気が付かないといったケースもあるようだ。
アメリカのユタ州に住む女性は、自身が妊娠していることはつゆ知らず、飛行機に搭乗したところ機内で産気づいてしまったようだ。
幸いにも、機内には医療従事者が数名搭乗しており、女性は無事に赤ちゃんを出産。目的地のハワイに到着後、女性と赤ちゃんは病院へ搬送されたが、現在母子共に元気にしているという。『UNILAD』などが伝えている。
4月29日、ユタ州ソルトレイクシティからハワイのホノルルに向かうデルタ航空機内で、乗客の女性が男児を出産した。
ユタ州に住むラビニア・マウンガさんは、身内と一緒にホリデー先へ向かうところだったが、妊娠していることに全く気付かず、飛行機に搭乗したようだ。
上空3万フィートの地点で、ラビニアさんは子宮が収縮する事態に陥り、突然の体調の異変に大きな衝撃を受けたが、幸いにも機内には医師と3人のNICU(新生児集中治療室)の看護師を含む数名の医療従事者がおり、ラビニアさんの出産を介助した。
搭乗客の1人ジュリア・ハンセンさんは、その時の様子を動画に収め、後にTikTokでシェア。
@lucinda272 ♬ original sound - Julia Hansen
動画内には、「たった今、機内で赤ちゃんが誕生しました」という機内アナウンスに続いて、乗客らが拍手や歓声を送る姿が捉えられている。
また、ラビニアさんの出産を介助したミズーリ州カンザスシティの病院で働く看護師のラニ・バンフィールドさんは、Facebookでこの出来事を次のようにシェアした。
海の上の機内で、26~27週とみられる赤ちゃんを、他の看護師や医師たちと一緒に取り上げました。飛行機は、それから3時間後に目的地に到着しましたが、赤ちゃんと一緒に頑張ったお母さんは凄いです!神様は、間違いなく私たちと一緒にいました。
ラビニアさんのパートナーも知らせにびっくり!
ラビニアさんと赤ちゃんは、飛行機がホノルルに到着すると現地の救急隊員に先導されて先に降機し、すぐに地元の病院へと搬送された。
男児は、レイモンド・カイマナ・ウェイド・コービー・ラヴァキ・ムンガと名付けられたという。
この事態に一番驚いたのはラビニアさんだが、パートナーのイーサン・マガレイさんも、ラビニアさんからの突然の出産報告を受けて、大きなショックを受けた。
イーサンさんは、後のメディア取材でこのように話している。
ハワイに着いたラビニアから、男児を産んだと電話を貰い、大きな衝撃を受けました。ラビニア自身もそうですが、私も彼女が妊娠しているなんて全く気付いていませんでしたからね。息子がここに存在するのは、奇跡以外の何ものでもありません。無事に生まれてくれたことに感謝しています。
なお、ラビニアさんとレイモンド君は、母子共に元気な状態だが、十分な体力を取り戻すまでハワイに滞在する予定だそうだ。
病院で検査した結果、早産で生まれたレイモンド君は28週目だったことがわかったそうだ。
とは言え6か月くらいは生理が止まっていたはずなのだが、ラビニアさんは生理不順なタイプだったのだろうか?
とは言え偶然にも医療従事者が機内にいて、無事出産をすることができて本当によかった。
written by Scarlet / edited by parumo
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