現在の超大国は米国と中国の2カ国だと言われる。では、日本は大国と小国のどちらになるのだろうか。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、「日本は大国なのか、小国なのか」と題する動画を配信した。

 動画では冒頭で「日本は大国と言えると思う」との見方を示した。まず、「国土面積」から見ると、国土の大きな中国からすると「小国」に見えるが、世界的に見ると決して小さな国の部類ではないと指摘した。韓国の約4倍の大きさであり、英国やドイツよりも大きく、人口も日本の方が多いと伝えた。

 また、「経済」の分野から見ても日本は「大国」と言えると論じた。国内総生産では戦後、米国に次ぐ世界第2位だった時期が長く、一時は経済で米国を超えそうな勢いがあったこともあり、「この点では敬服せざるを得ない」と称賛している。そして、経済停滞が20年以上続いているにもかかわらず、国内総生産で世界第3位であることはすごいことだと指摘した。

 しかし、敗戦国である日本は米国から多くの面で制限を受けており、特に軍事面での制限のため軍隊すら持つことができないと指摘し、「経済強国」とは言えるが、「政治面では大国とは言えない」と主張した。

 この動画に対して、中国のネットユーザーからさまざまな意見が寄せられた。「中国の街中を走る日系車の多さからも、日本が工業面でトップクラスの国であることがよく分かる」、「日本は世界トップレベルの先進国だぞ。完全に大国だろう」など、やはり日本は大国だとの意見が多かった。

 しかし、「日本は何にも不足していないが、土地だけは不足している」、「科学技術大国で経済大国だが、領土小国だ」と、国土の大きさで小国とする意見も少なくなく、やはり見た目の大きさで判断する中国人は多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本は大国か、それとも小国か、中国ネット「完全に大国だろ」