アーセナルレジェンドであるマーティン・キーオン氏が、古巣やミケル・アルテタ監督への不満を爆発させている。イギリス『ミラー』が伝えた。

アーセナルは6日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグで、ビジャレアル相手にゴールレスドロー。1stレグを落としていたチームは、EL敗退が決定した。

プレミアリーグでも34試合を消化した時点で9位と低迷しており、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得はもちろん、EL出場権の確保すら極めて難しい状況となっている。

こうした古巣の体たらくについて、イギリス『BTスポーツ』に出演したキーオン氏が不満を爆発。特にアルテタ監督の戦術を辛辣に批判している。

ビジャレアルとの2試合合計で、(枠内)シュート数は4本だったと思う。ビジャレアルは戦術をコントロールしていた。アルテタにとって(ウナイ・)エメリは賢すぎる相手だと思ったよ」

プレミアリーグの順位を見れば、順位は9位だ。そしてホーム17試合で19失点している。今シーズンはジェットコースターのようなシーズンだが、グループ全体で一貫性のなさが蔓延しているように感じる」

「監督は大きなプレッシャーを感じているだろう。今回は彼の未熟さが仇となったかもしれない。ただ、アルテタがまだ監督としてここにいる以上、その結果は見守らなければならない」

「私は今夜の試合がチームの救済策になると思っていたが、結局やる気も戦術もなかった。2試合とも、偽の9番や中盤を完全に変えるなどの試みをしていたが、それに適応して変化するための経験があるようには見えなかったね」

「迷っているように見えた。相手は高い位置からプレッシャーをかけてきたが、そこへの対応もできず少し神経質だったと思う。我々は相手に何もできず、戦いもしていない。もし、このスタジアムが満員だったら、あんなプレーは許されないだろう」

アルテタは経験不足の状態でクラブにやってきた。今夜、彼はチームが若くて経験不足だと話していたが、彼自身もそうだろう」

また、キーオン氏はクラブのオーナーであるスタン・クロエンケ氏も批判。クラブへの愛がないのであれば、一刻も早く手放して欲しいと語った。

クロエンケはフットボールを愛しているのだろうか。我々には、このクラブを本当に欲しがり、所有したいと思い、愛し、かつてのような状態に戻してくれる人が必要だ」

アルテタはより大きな投資を必要としている。そして、もしクロエンケがそれを望まないのであれば身を引き、それを望む人に任せるべきだろう」

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