チェルシーマンチェスター・シティが、バイエルンポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(32)の有力移籍先候補として浮上しているようだ。『ESPN』が報じている。

2010年夏にドルトムントに加入し、ブンデスリーガに降り立って以降、絶大な得点力でゴールを量産しているレヴァンドフスキ。2014年夏に移籍したバイエルンではより磨きがかかり、ここまで公式戦326試合で289ゴールを記録。リーグ戦では通算272ゴールで外国籍選手の中でトップに立っており、歴代最多得点記録保持者のゲルト・ミュラー氏まで93ゴールとなっている。

今シーズンのリーグ戦ではここまで36ゴールで、ゲルト・ミュラー氏が1971-72シーズンに達成した40ゴール到達に期待がかかっている。また、以前に同選手がほのめかしていたように引退までバイエルンプレーを続けた場合、ブンデスリーガ通算最多得点更新も夢ではなくなる。

しかし、伝えられるところでは、ポーランド代表FWはプレミアリーグに挑戦するタイミングは今が最後だと考えているようで、2023年まで契約を残しているものの、オファーが来れば前向きに検討するのではないかと言われている。ある情報筋が『ESPN』に語った情報では、獲得には最低6000万ユーロ(約79億1500万円)が必要とのこと。

チェルシーでは昨夏に大型補強を敢行しながらも、得点源として期待されたドイツ代表FWティモ・ヴェルナーが燻り続けており、トーマス・トゥヘル監督の悩みの種に。一説では、マンチェスター・シティを退団するアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロにも声をかけると言われている。

そして、そのアグエロが去るシティも新たなストライカーを探しており、かつてバイエルンを率いたジョゼップ・グアルディオラ監督としても、元教え子であるレヴァンドフスキはお眼鏡に敵う選手と目されている。

移籍する場合の有力候補として、今季のチャンピオンズリーグ・ファイナリストが挙がる中、パリ・サンジェルマンも候補の一つに。しかし、こちらはフランス代表FWキリアン・ムバッペの去就次第とのことだ。

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