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半年間行方不明になっていた女性がついに発見される


 去年11月から行方がわからなくなっていた女性が、半年ぶりに発見され、保護された。

 女性は、アメリカ・ユタ州の国立公園テントを設置して滞在していたところを警察の捜索隊に発見されたという。当局によると、女性は自分の意思でテントに留まっていた可能性が高いということだ。『abc NEWS』などが伝えている。

【半年間行方不明だった女性が発見】

 5月3日、ユタ州ダイアモンドフォーク国立公園で、6か月間行方不明になっていた47歳の女性が発見された。

 去年11月に、同地域の森林局職員がスパニッシュフォークキャニオンのダイアモンドフォークキャンプ場の駐車場で、1台の車が置き去りにされてあるのを発見し、持ち主が近辺に見当たらないことから、ユタ郡保安官事務所は行方不明事件として捜索を開始した。

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 これまでの間、当局は女性の家族や元同僚などと連絡を取って居場所の特定に尽力してきたが、特定の情報を得ることが叶わず、発見には至っていなかった。

 しかし、この女性がメンタルヘルス問題に苦しんでいる可能性があることを示唆する情報を得た当局は、女性がまだ国立公園内にいる可能性があるとみて、5月3日に捜索隊を促し、ダイアモンドフォークにドローンを飛ばした。

 途中、そのドローンが墜落するというアクシデントが発生し、捜索隊がドローンを探すために丘に上ったところで古びたテントを発見。すると中に、行方不明となっていた女性がいたという。

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自らの意思でテントに滞在していた可能性

 発見当時、女性の傍にはわずかな食べ物があった。テント暮らしをしていた半年の間で、女性は体重が落ちて痩せ、弱々しくなっていたが、捜索隊員らには「近くの川の水を飲み、苔や草を食べて飢えを凌いでいた」と話したそうだ。

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 地元メディアによると、保護された女性は、その後精神鑑定のために地元の病院に搬送されたということだが、ユタ郡保安官事務所は半年間女性が生き延びたサバイバルスキルに関心したようだ。

 後に、当局はこの件について、次のように述べている。

放棄されたかのような古ぼけたテントを発見し、鍵がかかっていなかったので中を覗いてみると、捜索していた女性を発見しました。

多くの女性は、おそらくこのような状況や条件では生活することを選択しないでしょう。ですが、女性は自らの意思でテントに留まっていた可能性が高いようです。

特に法律に違反したわけでもないので、今後もしかすると女性は再び同じ地域に戻るかもしれません。


written by Scarlet / edited by parumo

 
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