このほど母親が見ていない隙に、4歳の男の子が大好きなアニメのキャラクター“スポンジ・ボブ”が描かれたアイスキャンディをAmazonで購入してしまったというニュースが届いた。なぜこんなことが話題になっているのか…。その理由は注文した数が合計918本、購入金額はなんと28万円にもなってしまったからだ。この詳細を『New York Post』などが伝えている。

ニューヨークブルックリンに暮らす4歳のノア君が、母親ジェニファー・ブライアントさん(Jennifer Bryant、44)の目を盗んで、このほど勝手にAmazonで商品を注文してしまったという。

現代の子どもらしい可愛いいたずらのように聞こえるが、詳細を聞くと笑ってはいられなくなる。

ノア君は1ケース18本入りのアイスキャンディを51箱、合計918本も注文してしまったのだ。金額にして2618.85ドル(約28万円)にもなった大量のアイスキャンディは、ノア君のおばさんの家に配送されたという。

購入したアイスキャンディにはノア君が大好きだというアニメ“スポンジ・ボブ”の絵が描かれており、ノア君はスポンジ・ボブに惹かれて購入ページに辿りつき、大量に注文してしまったようだ。

3児の母であると同時にニューヨーク大学に通う大学生でもあるジェニファーさんは、Amazonに返品を申請したが受理されなかったという。

「学費のローンや生活費もあるし、こんな金額をどう工面すればいいのか分からない」と途方に暮れたジェニファーさんだが、この状況を知った大学のクラスメイトであるケイティ・シュロスさん(Katie Schloss、33)が、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」を立ち上げて寄付を募った。

目標額を2619ドルに設定したところ、たった3日で3980ドルが集まり、今月7日の時点では1万ドル超と4倍近くの金額が集まった。

ジェニファーさんはGoFundMeのページにて、「多くの人の心優しい行動に、驚きと感謝でいっぱいです」とコメントした。さらにノア君は自閉症であることを明かしており、「今後の寄付金は全てノアの教育と追加支援に使わせていただきます。本当に感謝してもしきれません」と述べた。

寄付をした人々からは、「たくさんアイスキャンディを楽しんでね!」「可愛いストーリーだ」「ノア君の笑顔を見てよ!」「責任もって全部食べるんだぞ」と心優しいコメントが寄せられている。

今の子ども達は生まれた時から多くの電子機器に囲まれて育つ“デジタル・ネイティブ”と呼ばれているが、その使い方はしっかりと大人が教えていかなければならないようだ。

画像は『The Tech Tack 2021年5月6日付「4-Year-Old SpongeBob SquarePants Fan Accidentally Buys $2000 of Popsicles on Amazon」』『Katie Schloss 2021年5月4日付Instagram「Meet 4-year-old Noah from Brooklyn, NY, who loves @spongebob sooo much that he managed to purchase $2,618.85 worth of SpongeBob popsicles from Amazon」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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