中国のポータルサイト・百度に5日、これまでもてはやされ続けてきた日本の「匠の精神」の問題点について考察する記事が掲載された。

 記事は、日本の「匠の精神」について、細かい部分にまで徹底して手を抜かない仕事ぶりと探求心から世界で好評を博し、多くの人びとを感動させてきたと伝えた。

 そして、「匠」と呼ばれる職人たちは自らの職業に誇りを持ち、師匠に敬意を抱きつつ、自分の仕事を命のように大切にしながら一生かけて学び続け、技術を高め続けると紹介。目の前の金銭に惑わされることなく、一心不乱により良い、より高い技術を目指し、自ら手掛ける製品によりもっと多くの人を満足させるべく挑戦し続けるのだとした。

 一方で、これまで盛んに賞賛されてきた「匠の精神」が現代において、多くの人によって様々な解釈がなされるようになったことで、かつてのような純粋、素朴なものではなくなってしまっていると指摘。また、「その道を究める」という精神自体は賞賛に値するものの、往々にして近視眼的になり、大局的なものの見方ができなくなるという欠点も持っていると伝えた。

 その上で、日本の各種製品ブランドには「一つのことに専念し、自らの研究にばかり精力を注ぐあまりに新しいものを取り入れる、生み出すという考えが不足してしまい、従来のスタイルを頑なに貫こうとして日進月歩の発展を遂げている中国などの新興ブランドに抜き去られる」ケースが多いとし、「匠の精神」が新たな発展の足かせになるという側面を持っているとの見方を示している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

われわれは、日本の「匠の精神」を賞賛しすぎたのかもしれない=中国メディア