パレードを行うために参加者全員がワクチンを接種したとのこと。

兵士ら約1万2000人 車両約190両が行進

ロシアは2021年5月9日(日)、首都モスクワの「赤の広場」において、プーチン大統領以下、政府や軍の要人が参列して、第2次世界大戦の対ドイツ戦勝を記念した軍事パレードを実施しました。

ロシア国防省によると、パレードには兵士ら約1万2000人、車両約190両が参加。戦車は大戦時に主力であったT-34を始め、T-72B3M、T-80BVM、T-90M、そして新鋭T-14の5種類が行進したとのこと。

ほかにも、最新の「クルガネツ-25」戦闘車や、BMP-2およびBMP-3歩兵戦闘車、「ブーメラン」装輪戦闘車両、BTR-82A装輪装甲車、「パンツィリ-S」対空戦闘システム、S-400地対空ミサイルシステムなどもパレードしています。

また、会場上空をSu-57MiG-31などの戦闘機や、Tu-160MならびにTu-95といった爆撃機Su-25攻撃機、Il-78M空中給油輸送機Mi-24およびKa-50攻撃ヘリコプターなどが飛行しました。

なお、ロシア国防省の発表では、式典およびパレードを実施するにあたり、訓練を含め、参加している全員が、新型コロナウイルスCovid-19)の予防接種を受けたとのことです。

モスクワ「赤の広場」をパレードするロシア陸軍のT-72B3M戦車(画像:ロシア国防省)。