中国のポータルサイト・新浪に7日、「日本が世界第2の移民目的地と称されるのは、なぜか」とする記事が掲載された。

 記事は、昨年末に中国で発表された「中国国際移民報告2020」にて、日本が世界で2番めの移民目的国であることが示されたと紹介。先月13日に米国の雑誌USニューズ&ワールド・レポートが発表した「2021年世界国家ランキング」では、新型コロナの感染拡大で苦しむ中でも日本が2位にランクインしたとしている。

 そして、このランキングが中間層、高等教育の学歴保有者など1万7000人を対象とした調査の結果を踏まえて作成されたもので、ベンチャー精神、フレキシビリティ、文化的影響量など10個の指標を総合して順位がつけられたものであることを伝えた。

 また、「パスポート最強ランキング」として知られる最新のヘンリーパスポートインデックスでも、日本が193カ国・地域にノービザ滞在できるとして再び1位を獲得したと紹介している。

 さらに、USニューズ&ワールド・レポートの世界医療システムランキングでは日本の医療体系が世界のトップ10人に入ったとし、1960年代から始まった国民皆保険制度、高額医療費補助制度など充実した医療制度が高く評価されているとした。

 記事は、「これらのランキングから、日本がさまざまな面において世界の中で傑出しており、それゆえにますます多くの世界の富裕層が日本に魅力を感じているということが見て取れるのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本が世界屈指の移民先として人気を集める理由=中国メディア