フローニンゲンに所属する元オランダ代表FWアリエン・ロッベンが、今夏に開催されるEURO2020出場に意欲を示した。9日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在37歳のロッベンチェルシーレアル・マドリードバイエルンなどで活躍。2019年7月にバイエルンで現役を引退したが、約1年後の昨年6月に現役復帰を宣言し、20年前にプロデビューを飾ったクラブであるフローニンゲンに加入した。負傷により欠場が続き今季の公式戦出場はここまで5試合にとどまっている。それでも、9日に行われたエールディヴィジ第32節エメン戦では開幕節PSV戦以来のスタメン出場を果たし、2アシストを記録して4-0の勝利に貢献した。

 活躍を見せたことで、今夏に行われるEURO2020出場の可能性も伝えられているロッベン。仮にオランダ代表のフランク・デ・ブール監督から連絡があった場合には「行くことになるだろう」と代表に復帰する意欲があることを大手メディア『ESPN』で明かした。

「もし、そうなったら楽しいだろうけど、現実的にならないといけないことでもある。まずは自分が非常に健康で、チームにどうやって貢献できるかを知る必要がある。オランイェ(オランダ代表)はステップアップだ。EURO2020に行くことは大きな夢の一つとしてあるが、明日の見出しが見えるので気をつけなければならないことでもある。今、行きたいと言っているわけではない。でも、もし彼(デ・ブール監督)に呼ばれたら、僕は行くと言うだろう」

 ロッベンは2003年4月にオランダ代表デビューを果たし、通算96試合に出場して37ゴール34アシストを記録。2017年10月に代表からの引退を表明していた。現役復帰を果たしたことで、再び代表でプレーすることに意欲を見せているようだが、果たして招集されることはあるのだろうか。

フローニンゲンに所属するロッベン [写真]=Getty Images