あす12日(水)は、高気圧が北海道付近から日本の東海上に中心を移動させます。高気圧圏内に留まる北日本は晴れる所が多くなるでしょう。東日本は高気圧の縁辺流で湿った空気が流れ込み、雲が広がりやすくなる見込みです。ただ、北陸などの日本海側は青空が広がるでしょう。
一方、梅雨前線は北緯30°付近を東進し、その先端は南鳥島近海まで達する見込みです。また、前線上の低気圧が東シナ海から日本の南海上に進みます。前線からやや離れている西日本日本海側や南西諸島は、雲が昼がるものの晴れ間もありそうです。それに対し前線近傍の西日本太平洋側では雨が降る見込みです。特に九州南部では雷を伴った激しい雨の降るおそれがあります。低い土地の浸水や土砂災害などに警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にもご注意ください。

気象予報士・吉田 信雄)

12日午前9時の予想天気図。