東京都公衆浴場における子どもの混浴制限年齢を7歳以上に引き下げる方針を固めました。

 東京都公衆浴場で混浴できる年齢を規定している条例の改正案を6月から開かれる都議会の第2回定例会に提出することを明らかにしました。子どもの混浴を制限する年齢を巡っては厚生労働省2020年、混浴のトラブルを防止するなどの理由で「おおむね10歳以上」から「おおむね7歳以上」に改正しました。この改正を受けて2021年2月、東京都は審議会で協議をして「介助の必要な子どもが入浴の機会を確保できるよう、丁寧に対応していくことが必要」としながらも、混浴制限年齢を「7歳以上」に引き下げる答申を示しました。

 都議会で条例の改正案が採択された場合、東京都2021年度中にも制限年齢を引き下げたい考えです。

<6月都議会で審議 子どもの混浴制限年齢>

 混浴制限年齢が7歳以上、つまり子どもが親と一緒に混浴できる年齢が6歳までという東京都の条例改正案が6月から始まる東京都議会で審議されます。

 厚生労働省が全国154自治体に混浴の禁止年齢を調査したところ、それぞれの自治体で規定している混浴の禁止年齢は10歳が60%で最も多いことが分かりました。次に多いのが12歳で9.7%となっています。その一方で、子どもを対象にした「混浴することを恥ずかしいと思い始めた年齢」の調査では6歳が27%と最も多く、次いで7歳が21.2%、5歳が16.1%で、5歳から7歳で恥ずかしいと思い始める子が過半数を占めています。多くの自治体での混浴制限年齢が10歳にもかかわらず、ほとんどの子どもは10歳までには「混浴をするのは恥ずかしい」と考えているのが実情です。東京都には「発育がいい子も多いため、小学生以上は別々に入浴させてほしい」という声がある一方で「7歳児が1人で入浴できるとは到底思えない」といった意見も寄せられています。

 東京都の審議会でも「障害のある子どもが今まで親と入っていたものが入れなくなってしまうのでは?」という意見が挙がっています。これらの意見に対して東京都は「介助の必要な子どもの入浴の機会を確保できるような対応を図っていく」としています。

 この条例改正案が審議される都議会は6月1日から開かれる予定です。都民の生活にも関わる話題として、今後も議論の行方が注目されます。


東京都、公衆浴場の混浴制限「7歳以上」に引き下げへ