チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、ドルトムント時代の教え子だったガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンと今でも交流があることを明かした。イギリスフットボールロンドン』が伝えている。

トゥヘル監督とオーバメヤンは、2015年から2017年にかけてドルトムントで共闘。ドイツ指揮官の下、オーバメヤンは公式戦95試合で79ゴールを記録し、2016-17シーズンにはDFBポカール優勝も果たした。

12日にプレミアリーグ第36節のアーセナルと対戦するトゥヘル監督にとって、オーバメヤンとは公式戦では初対面。そんな元教え子は、3月に遅刻等の規律違反でスタメンから外されるなど、主将らしからぬ素行の悪さが問題視された。

今でも連絡を取り合っているというトゥヘル監督は、ドルトムント時代にも遅刻はあったことを明かし、笑い話にしながら当時を回想。それでも偉大なプロフェッショナルだったと称賛の言葉を送っている。

「絶対に時間通りに行動するというのは彼の強みではないが、彼はほとんど唯一の存在だった」

「彼に時間通りに来てほしいなら、実際は11時集合のところを10時45分と伝えるんだ。そうすれば、少なくとも全員が一緒になるチャンスが生まれる」

「彼の車の音はいつも遠くから聞こえた。大体あと1キロのところで聞こえてくるため、それから全ての準備に取り掛かる。すぐに彼が到着するからだ」

「(遅刻しても)本気で怒るのは難しいんだ。彼が心を開いて溢れんばかりの笑顔で謝ってくるもんだから。このような男がチームに1人か2人いても大きな問題ではないと受け入れられた」

「同時に忘れてはならないのは、彼が最高のプロフェッショナルということだ。彼は私が率いた2シーズンの間、一度もトレーニングを休んだことがなく、早々に練習場を去ることもなかったと思う。彼がいてくれて良かったよ」

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