5月11日深夜放送の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ系)で、太田光新型コロナウイルスの感染拡大で中止論が出ている、東京オリンピックについて真面目に語る一面が見られた。

 太田は「みんな不安だろうけどさ。待ち時間に国会見ていたんだけど、『オリンピックと国民の命どっちが大切ですか』って問いあるじゃない。それってさ、俺答えられないな」と話し始めた。この問いは、菅義偉首相が野党の追及に対し、「国民の命と健康を守り、安全・安心な大会が実現できるように全力を尽くすことが私の責務」と返した発言を指すものだろう。

 太田は「その問いの気持ちはわかる」としながらも、「その問いの残酷さってあると思う。問いたい気持ちはもちろんわかる。でもさ、それってオリンピックやるってことは国民の命を軽んじる人たちという前提の問いじゃない」と話した。これには、相方の田中裕二も「まあそういうことね」と納得の様子だった。ネット上でも「確かに結論ありきの問いかけではあると思う」「仕事と私、どっちが大事なの?って言ってるのと同じなんだよなぁ。それを国会レベルで話してるのが悲しい」「オリンピックなんてもう無理だって」といった声が聞かれた。

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 続けて、太田は「オリンピックと国民の命どちらが大事か」という問いは「世界に向かっての問い」であり、「誰の身にも降りかかる問い」であるため、「俺は答えられない」とコメント。さらに、「そう言って選手に矛先を向けるのは筋違いだって言うんだけど、それは選手にも向かってる問いなんだよね」と確認するように話していた。これは、水泳の池江璃花子選手に出場辞退を求める声が一部である流れを受けたものだろう。

 さらに、太田は「一時わーっと混乱して自粛警察やめようとなったっけど、今、もう一回『路上飲みやってる奴は何とか』ってなるじゃない。ああいうのはお互いさ、誰一人命を軽んじてるわけではない」とも話し、「それはもうちょっと柔らかく」と持論を述べていた。ピリピリとした世間のムードに対する太田らしい、あえての物言いと言えるが、これにはネット上で「もうそういうレトリック転がすのいいから」といった声も聞かれた。

爆笑問題・太田光