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海岸沿いに建てられた民家のバルコニーが崩壊し、多数のケガ人が出たというニュースがアメリカより届いた。当時、この家で開催されていた誕生日パーティに訪れた人のうち約15人がバルコニーに集まっており、突然そのバルコニーが崩壊したという。真下にあった岩の上に落ちてケガをした人のうち、2人が重傷だと『CBS8』などが報じた。

事故は米カリフォルニア州マリブで、今月8日午後5時頃に発生した。バルコニーが崩壊した家の所有者の女性は、誕生日パーティを行うという若者たちに家を貸していたと明かしている。

「貸した家に入れるのは6人まで」とルールを設けて家を貸し出していたが、近隣住民からその家には約30人も集まっていると連絡を受けたという。

現場にいなかった女性は契約者と連絡を取り、既定の人数に減るまで電話をかけ続けたそうだ。およそ3時間も電話をかけていたと女性は明かしており、相当マナーの悪い若者たちだったことがうかがえる。

埒が明かないと感じた女性は一度電話を切ったようだが、それから15分も経たないうちにバルコニーが崩壊した。

その瞬間を捉えた動画には、グラスを手にしてお喋りを楽しむ人で溢れたバルコニーが映っているが、崩落すると大きな悲鳴が聞こえ、バルコニーにいたほとんどの人が落下していたのだ。

当時は部屋の中にいたという目撃者は、メディアのインタビューに応じ「バキバキって何かが割れる音が聞こえた後、バルコニーにいた親友らが4.5メートル下に落下する瞬間を目にしたよ。死人が出てもっとひどい結果になっていたかもしれないけど、それでも十分に酷い状況だよ」と語っている。

バルコニーは海岸に突き出すように設置されており、その場にいた15人ほどが真下にあった岩へ向かって落下したという。この事故で6人が病院へ運ばれ、そのうち2人は頭を打って重傷だと報道されている。

所有者の女性によると、「バルコニーだけではなく家の中も壊れていて、現場を見た消防隊からは『とても住める状況ではない』と言われました」とのことだ。

事故の原因は調査中であり、詳細は明らかになっていない。ルールを守らなかった若者たちの自業自得とも思えるこの事故だが、女性は「ケガをした人には同情しています」と語った。

画像は『New York Post 2021年5月10日付「Terrifying moment packed balcony collapses in Malibu captured on video」(CBSLA)(Fox 11 KTTV via AP)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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